隠れ家のようなジム・トンプソンの家

アメリカ人建築家、軍の指揮官、そしてシルク王として名を馳せたジムトンプソン。
彼が熱心に収集した骨董品のコレクションと彼の家は博物館となっていて、私のお気に入りの場所のひとつでもあります。BTSのナショナルスタジアム駅から徒歩数分の小さな運河沿いにあり、大通りの喧噪は全く聞こえず、手入れの行き届いた庭を見学していると、聴こえてくるのは南国の小鳥のさえずり、運河を行くボートの音、運河の対岸にあるイスラム街から聞こえてくるアザーン、そして庭を通り抜ける風の音。全くバンコクにいることを忘れてしまいそうであり、また古き良き時代にタイムスリップしたような心地がとても好きです。チーク材でできた高床式の家屋を日本語を勉強中のタイ女性が案内してくれます。館内は中国や近隣諸国から調達した調度品から熱心過ぎが冒してしまったクメール遺跡の盗品まである貴重なコレクションと、建築家でもある彼目線のセンスの良い空間が何度訪れても新たな発見があり楽しませてくれます。敷地内にあるカフェも静かで風の通りも良く和みの気が流れています。バンコクの喧噪に疲れたら、ちょっと一休みする場所にもおすすめです♪



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