ザグレブには個性的なミュージアムがたくさんある。
中でも旅行客に人気なのが失恋ミュージアム。
ミュージアムには世界中の人から寄付された思い出の品々が展示されている。
8割冷やかしで入ったのだがこれがとても面白く、そしてちょっぴり泣ける。
恋だけでなく品物そのものとの思い出話や親子の別れなどもあり
オムニバス映画を観ているようだ。
レイアウトも考えられている。ひとつひとつの物語がじんわり心に沁みてくる。
建物の2階部分を占めるのは80年代ミュージアム。
その名の通り80年代のユーゴスラビア時代の
ザグレブの家庭風景をイメージしてつくられている。
すべてがインタラクティブで自由に触れられる。
当時流行っていた洋服を勝手に着て写真を撮ったり
リビングのソファーに腰かかけてLPレコードを聴いていると
本当に誰かのお宅に遊びに来ているみたい。
もちろんウォークマンもTVゲームもある。
まさにバック・トゥ・ザ・フューチャーな気分。