三浦半島は自転車の速度がちょうどいい

変化に富んだ地形が魅力の三浦半島。

海岸線や丘が連続する道は

サイクリストたちの人気コースとなっている。

三崎のマグロランチ、海岸沿いのカフェに立ち寄り

グルメを楽しめるのも三浦半島の魅力。

三浦半島に行くなら押さえておきたいのが

「みさきまぐろきっぷ」。

京急電鉄が販売する「みさきまぐろきっぷ」は

発駅から三崎口駅までの京急線往復乗車券と

フリー区間内バス乗り放題の京急バスフリー乗車券

三崎名物のマグロ料理,レジャー施設での遊び

またはお土産が選べるなどが

セットになった大変おトクなきっぷ。

価格は出発駅により異なり、品川、京急蒲田駅、

京急川崎駅発3,570円。

現在新型コロナの影響で県またぎ自粛のため当面は

神奈川県内エリアのみ時間限定で販売。

有効期間は発売当日限り。詳細はHPで確認を。

みさきまぐろきっぷ

https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/otoku_maguro/

9:00am

三浦海岸にあるうみかぜサイクルでクロスバイクを

レンタルし、まずは朝マックで腹ごしらえ

そして今年の9月いっぱいで閉館してしまう

「京急油壺マリンパーク」へ。

自転車を走らせてすぐに長い上り坂と戦うハメに。

朝から汗だく朝マックお腹に入れておいてよかった。

油壺マリンパークは開業から53年、建物や設備の

老朽化が著しくこれ以上の維持管理が困難

というのが理由とのこと。寂しい限りです。

コツメカワウソの愛らしい仕草や真っ赤な瞳と

黄色い飾り羽が特徴のイワトビペンギンの朝食タイム

さらに決して大きくない劇場で

縦横無尽に飛び上がるイルカのパフォーマンスなど

時間は瞬く間に過ぎてゆく。

ペンギンショップ内にある横濱アイス工房

「小野ファーム」直送しぼりたて牛乳を使用した

マリンソルトミルクジェラートで塩分補給。

ごっつうおいしい!

館内にはさまざまな工夫をこらした水槽で海や川に棲む

魚とその生活環境、また魚が持つ特殊能力を観察でき

子供から大人まで楽しい時間を過ごすことができる。

1階の「海の散歩道」から続く「相模の海」の水槽に

波模様がきれいなサザナミヤッコの幼魚を発見。

2階の回遊水槽は360度のパノラマの海を再現。

タヒチの海にうようよいたレモンシャークが

巨大水槽をぐるぐる回っていた。

京急油壺マリンパーク

神奈川県三浦市三崎町小網代1082

TEL:046-880-0152

http://www.aburatsubo.co.jp/index.php

12:00am

油壺を南下し三崎漁港を通過し城ヶ島へ。

6.5キロと距離は近いのだけど、島へ渡る橋に

たどり着くまでの道がややこしい上に

かなり高い場所にあり炎天下の急勾配でヘロヘロ。

城ヶ島に渡って東側に立つ「安房埼灯台」へ。

おとぎ話に出てきそうな一際可愛い灯台は、

2020年に老朽化による建て替えで

デザイン灯台として生まれ変わったそう。

周囲の緑と丘の先に広がる海と溶け込み遠くから見ても

近くから見ても絵になる素敵な灯台。

城ヶ島の中央部の南端に移動し城ヶ島を代表する景勝地

ぽっかりと穴の開いた奇岩「馬の背洞門」へ。

長い年月をかけて海からの浸食でできた海蝕洞穴で

関東大震災により隆起して陸の洞門となったとか。

2:00pm

三崎漁港へ向かい「みさきまぐろきっぷ」対象店の

まぐろ食堂「七兵衛丸」で遅めのランチ。

みさきまぐろきっぷ”対象メニューというのがあり

¥1,700相当の4つのメニューから選べる。

三崎といえば日本有数のまぐろ基地。

まぐろを食べずに去ることはできない。

注文した刺身定食はマグロ、アジその他全部で5種。

マグロの味噌煮、味噌汁漬けものがセット。

店頭で冷凍生しらすやまぐろの刺身

加工品などのお土産も購入できる。

店の真向かいに立つ「うらりマルシェ」でも海産物や

みうらの野菜や特産品などを販売。

お土産探しにぴったりなところ。

まぐろ食堂 七兵衛丸

http://www.uooto.com

4:30pm

後半は半島の東側へ。三浦大根やスイカ畑が広がる

農道に迷い込みながら

相模湾に突き出た剱崎(つるぎざき)へ。

岩礁が連なる岩場の荒々しさがいい味出している。

絶好の釣り場でもあるようだ。

千畳敷を進むと奥には小さな竜宮祠が

ひっそりと立っている。

目の前の海は吸い込まれそうなくらい高い透明度。

目の前の小島は竜宮城か?

美しさに惹かれて渡ったら帰れないとか。

あり得なくもなさそうな雰囲気を醸し出している。

岬の高台に立つ剱埼灯台は幕末の慶応2年(1866年)

アメリカ、イギリス、フランス、オランダの

4ヶ国と結んだ江戸条約によって江戸幕府が建設した

8ヶ所の灯台の一つ。

 

5:30pm

いくつかのアップダウンを繰り返しながら

海岸沿いを30分ほど走り

三浦海岸の都会的な街並みが見えてきた。

街の手前に佇む海が見えるカフェで最後のお茶タイム。

潮風に吹かれていただくアイスコーヒーと

ホームメイドケーキが最高!

南風COFFEE

https://minamikazecoffee.localinfo.jp

6:45pm

自転車を返却して目の前の三浦海岸でクールダウン。

折しもこの日は満月の月食。海の向こうから濃紺の空に

赤みがかった大きな月がゆっくりと昇ってきた。

浜辺に座って海に昇る月をただ眺めているいい時間。

都内からほんの1時間の距離だけど

工夫次第で旅気分は満たされるもの。

もうしばらく、こんな旅を見つけていきたい。

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