モロッコ マラケシュで気球に乗って

アトラス山脈から昇る朝日を拝む

モロッコ中央部に位置するエキゾチックな古都マラケシュ。中世の混沌と現代の洗練が混ざり合ったエネルギッシュな街。そこで期待以上だった体験がマラケシュ郊外で開催される気球ツアー。赤土が広がる大地、アトラス山脈から昇る朝日の輝きは泣けるほど感動。

ツアー送迎社に乗ってホテルを出発。まだ空は夜のように暗い。1時間ほどで砂漠の大地に到着。テントでミントティーとお菓子を食べながら待機する。外では巨大な風船が膨らみ始めていた。しかし、太陽がない時間帯の砂漠はとにかく寒い。

バーナーで轟音と共にものすごい勢いで炎を噴射し続けると、巨大な風船がゆっくりと立ち上がっていく。それを眺めながらジリジリと気球に近づき体を温めるのだ。

ツアー参加者をバスケットに乗せた気球は、赤い大地をゆっくりと離れ、青みがかった空に向かって浮き上がった。これから始まる1時間の空中遊泳にワクワクが止まらない。

空中にはたくさんの気球が上下左右に高度を変えながらゆったりと移動し続ける。

空には満月。地平線が赤く染まり出す。

やがて遠くに広がるアトラス山脈から強烈なオレンジ色の朝日が顔を覗かせた。

極寒も忘れてしまうくらい神々しいその光景を、ただただじっと見つめていた。

周囲はあっという間に黄金色に染まる地上3000フィートの絶景。

浮遊感と絶景を存分に堪能した頃、気球は徐々に国土を下げていく。地上には各バスケットに乗った人たちをピックアップする4WDが気球を追いかけている。

車でで出発点に戻ると、そこではベルベル式の素敵な朝食が用意されていた。

ベルベルの伝統的な朝食。ホブズ(パン)やムスンメン(セモリナ粉のクレープ)を中心に、蜂蜜、ジャム、オリーブオイル、アムルー(ナッツペースト)などを添えて食べ、甘いミントティーと共に楽しむ。豊富な果物、チーズ、サラダなども並び素朴ながらも彩り豊か。特にモロッコのフルーツは甘くて美味しい。ザクロおおいしかったけど、日本のような柿やみかんも甘くて最高!

マラケシュの気球体験は想像以上に素晴らしかった。値段も他国のそれと比べて半額に近いんじゃないかな。気球はモロッコの旅を数段階も上へと持ち上げてくれた。早朝は極寒だけど、そんなことすら忘れてしまうほど忘れられない体験になった。

 

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