冠雪した富士山を一目見ようと、富士山麓には多くの外国人観光客が押し寄せている。絶景ポイントは常に人であふれ、観光公害とも言えるオーバーツーリズムが深刻さを増しています。4月中旬に歩いた石割山・大平山は、富士山がドーン!山中湖を眼前にする景色を独り占め。鳥の囀りが響く道を、富士山を眺めながら気持ち良いハイキングを楽しめます。
スタートとなる石割神社の鳥居を張り切ってくぐって目がテンに。
鳥居をくぐると、いきなり終わりの見えない階段が待っていた。最初は数を数えていたけど、50段を過ぎたころから無心モード。10分ほど階段を上がり続けてようやく富士見平の東屋に到着。階段は403段あるそうな。
木々の隙間からさっそく富士山がお目見え。青空と真っ白な富士山とのコントラストが眩しい。
地元民から崇められる桂御神木。桂は沢筋や渓谷で見られる木。
標高1300mに自生するこの桂の巨樹は日本でも珍しいそうです。
御神木の前には大岩が鎮座する石割神社。御神体の大岩は高さ約15m、幅約60㎝、長さ15mほどの割れ目があり、岩の割れ目を3回くぐると開運の御利益があると言われている。大岩の割れ目は、人ひとりがぎりぎり通れるほど狭くて、一瞬ひるむ。
“服喪の人や悪いことをした人は岩に挟まれてしまうと言い伝えられています。また、この岩の割れ目から滴り落ちる水は、眼病・皮膚病などによく効く霊水として知れ渡っています”案内板より。山頂はもうすぐそこ。
石割神社から20分ほど歩いて1,413m山頂に到着。が、西から流れてくる雲がみるみる富士山を隠していくー
次の富士山ポイントに期待を込めて、ここは早めに移動することに。
石割山から30分ほど進み平尾山に着くと、頭を雲の上に出す富士山。
まだまだ美しい富士山を見るチャンスはあるので先へ進みます!
大平山へ向かう山道からは富士山がくっきり見えてきました。
眼下には山中湖が広がる素晴らしい景色。それにしても富士山、大きい!
富士山の雄大な景色を眺めながら大平山山頂へ。雲もだいぶ取れて裾野まで見えてきました。
どれだけ見ても見飽きない魅惑の富士山。やっぱり登るより見る山だなと。
下山も富士山を眺めながら気持ち良く歩いて、山中湖まで出ると外国人観光客ばかりでびっくり!
湖越しに見える大きな富士山は絵になるし、東京からも簡単に日帰りできるから当然か。
それにしても、湖畔のテントで売っていた海鮮丼3800円は適正価格なのか。
もちろん私たちはバス停前の食堂で味噌つけ麺600円をいただきました。
運動後の適度な塩加減が体に染みてとってもおいしかった!
ちなみにこの写真はバリ島の聖なるアグン山。どちらも神々しい姿。
眺めているだけで癒されます。