タージマハルのまでやってきた。もの凄い人が我先にと入り口に群がっているが、厳重なセキュリティーチェックのおかげで全然進まないし、当然列もなしてないし、かといってぐいぐいと前に進む性格でもないので、いつかは入れるだろうとのんびり待っていたら全く入れなーい。これはだめだと気合いを入れて隙間を縫い、やっとの思いでセキュリティーを通過した。すると目の前には、真っ青な空に純白の大理石でできた廟が、まるで合成写真のように浮かびい上がっていた姿を見て、あぁ本物だ。とひとり感銘。完全なシンメトリーのフォルムと壮麗な装飾は、死んだ妃の為に建てた墓廟だということを忘れてしまうくらい、今でも誰かが住んでいる宮殿のようだった。
廟に近づくと、真っ白だと思っていた壁面には赤い花模様や緑の蔓、アラベスク模様が壁いっぱいに彫刻され、世界中から集めた宝石がはめ込まれていました。この壮大なお墓がシャー・ジャハーンが贈る王妃への愛の表現なのでしょう。ムガル帝国第五代皇帝のロマンスを感じずにはいられません。
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