桜の絨毯とルオーとユビュ

東京散歩＠芝浦～汐留

休日の芝浦あたりは人影まばら
天気の良い日は運河沿いを歩くのが気持ちいいです
つい最近まで満開だった八重桜のアーチは新緑になっていました

下を見ると散った花びらがきれいに積もってました

何となく踏んでしまうのが惜しくて
ぴょんぴょん飛びながら通過

歩いてパナソニック汐留ミュージアムへ
ここはルオーの代表作を常設展示しています。
現在「ユビュ　知られざるルオーの素顔」展が開催中
ここの素晴らしいところは特別展も含め￥５００で観られること
野獣派ジョルジュ・ルオーの魅力にあふれた版画集
「ユビュおやじの再生」をテーマにした特別展
ピカソやセザンヌを有名にした
画商ヴォラールの依頼で取り組んだ版画集
『ユビュおやじの再生』滑稽な邦題がいい！
「ユビュ」とはパリの詩人が創作した大悪党の物語
フランスの植民地とする物語の挿絵制作を通して描かれた
黒人や熱帯の風景はてても新鮮。
支配される黒人の先住民と
ユビュおやじに代表される白人政治家を滑稽に綴る絵画世界
植民地主義の問題を示す一方で、黒人たちの優美な曲線
人間の悲哀や生命力を描いたルオーの版画
ルオーがいきいきと描いている姿が想像できる作品でした
６月１３日まで開催中！