コロアン島で過ごす午後

 

 

 

 

マカオ南端に位置する

豊かな自然に囲まれたコロアン村は

開発が急ピッチで進むこの国で

唯一昔からの姿を残す素朴な魚漁村。

南端といってもマカオ島から

車で20分ほどの距離なので

自転車で行くこともできます。

端から端まで歩いても20分ほどの

車の往来もほとんどないのどかな村。

入組んだ迷路のような路地の両側には

カラフルな家が並んでいます。

たくさんの見どころがあるわけではないけれど

ランチアフターにのんびりと過ごすのに訪れたいところ

 

 

市バスはコロアン村の小さなロータリーに到着します。

ロータリーから海岸に向かって歩くとすぐに

前回のブログに登場したエッグタルトで有名な

「ロードストーズ・ベーカリー」の本店があります。

イギリス人のオーナーが始めたお店で

一日平均3000個が売れるエッグタルトを

全てここで手作りで焼き上げています。

エッグタルトの他にもパンやケーキなどもあります。

島の南端の漁村にもかかわらず

いつも人がひっきりなしに訪れています。

販売のみなので、木陰のベンチに座って

海風を楽しみながら食べるのもいいでしょう。

すぐ近くには同店のカフェもあるので

お茶をしながらゆっくりと食べたい方はそちらがおすすめ。

カフェの中庭の雰囲気も素敵です。

海岸では昔、牡蠣の養殖が盛んに行われていました。

マカオはオイスターソースの産地としても著名で

中華調味料で日本でも有名な「李錦記」は

マカオから始まったのをご存知でしたか？

今では干潟となって養殖はなくなり

貝殻だけが岩にへばりついています。

その代わりにムツゴロウがピョンピョン飛び跳ねています。

 

 

右に海を見ながら5分も歩くと

黄色い小さな教会が見えてきます。

「聖フランシスコ・ザビエル教会」は1928年に

フランシスコ・ザビエルを記念して建てられました。

黄色の外壁と円形のステンドグラスが可愛い

こぢんまりとした教会です。

空をイメージした真っ青な祭壇は

のどかなコロアン島にぴったりです。

一時期はザビエルの腕の骨が安置されていましたが

今は他へ移されてしまいました。

教会内にはザビエルの布教の足取りなども展示されています。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

コロアン島へのアクセス

市バス　21A,25のハクサ（黒砂湾）行きのバスで約40分

タクシー　マカオ島から約20分　100パタカ（1200円）程度

マカオ半島から自転車の場合は中央に架かる

マカオ・タイパ大橋の通行は不可。