思わずため息。世界の教会

凍てつく冬の寒さ
街が華やかなイルミネーションや音楽が

幸せな気分にしてくれるクリスマス。

クリスマスの語源はラテン語で
Christ（キリスト）
mas（礼拝）＝Christmasといわれています。
またXmasのXは、ギリシャ語「Xristos」の頭文字
クリスマスはイエス・キリストの生誕に関係していますが
実はキリストの誕生日は記録として残されていません。

12月25日がキリストの誕生日になったのは
ローマ帝国の祭日がのちにキリストの生誕祭と
結びついたからといわれています。

そんなクリスマスと切っても切りはなせないのが教会。
世界には世にも美しく壮麗な教会が数多く存在します。

大天使ガブリエルは神から遣わされて
ガリラヤのナザレという町の
ひとりの処女のところに来た。
 「おめでとう恵まれた方。主があなたとともにおられます」
　ルカ
1:26, 28

　AD326年コンスタンチヌス大帝の母ヘレナの要望により
マリアの実家跡とされる
現イスラエル北部の町ナザレに教会を建てました。
同じ場所に1969年に14年かけて築いたのがこの
「受胎告知教会」です。

この教会には世界各国の民族の容姿で
主イエスを抱いた母マリアの肖像画が飾られています。
日本も長谷川ルカによる「華の聖母子」像があり
和服姿で描かれています。
また、純潔と受胎告知を象徴する白百合を描いた
64枚のステンドグラスがとても印象的です。

ポーランド北部バルト海沿岸の主要都市
グダンスク中央駅から列車で約10分。
オリーヴァは「世界でもっとも美しい音色のオルガン」
といわれるパイプオルガンがある大聖堂で有名です。

2本の尖塔をもつバロック様式の姿は
1108年に建造されたシトー会のオリーヴァ主教会。
現在の建物は17世紀になって建造されたもので
華麗なロココ様式のパイプオルガンには
大小さまざまな5500本ものパイプが使われています。
音響の良さ演奏中に動き出す天使のベルや星
ラッパなどの装飾などは訪れる人々を魅了してやみません。

フランクフルトからIC列車で30分のマインツ。
古くから交易や軍事的な要所として
また「黄金のマインツ」と称されたほど
ドイツで最も重要な宗教都市として栄えてきました。

コンパクトな街並は旅行中に
ひと息つくに理想的な街でもあります。
旧市街に建つザンクトシュテファン教会は
マルク＝シャガールが手掛けた
ステンドグラスがあることで知られています。
教会内はステンドグラスを通じて入る
自然光で青く幻想的な空間を創りだしています。

末日聖徒イエス・キリスト教会（通称モルモン教）
が拓いた町として
知られるソルトレイクシティ。
数あるキリスト教派の中でも
正統派のキリスト教として知られ
ソルトレイクシティに本部が置かれています。
モルモンとはモルモン書に出てくる
古代アメリカ大陸に住んでいた預言者の名前で
キリスト教の標準聖典である「聖書」の他に
「モルモン書」という聖典も使っていることから
「モルモン」の名がつきました。」

　ダウンタウンの中心となるテンプルスクエアでは
クリスマスシーズンはイルミネーションに彩られ
静かな夜を華やかにしてくれます。

　　　　　　みなさま素敵なクリスマスをお過ごし下さい