ベトナムの原生林をゆく

ベトナム中央高原の中心都市バンメトートから車で約40分
国内で最も広い面積を持つヨックドン国立公園があります。
その大きさは沖縄本島よりやや小さく
カンボジアの国境まで指定されています。
国立公園内にはトラやシカ、水牛などの野生動物が
奥地にはトラやレオパードなど大型動物も生息しています。
ここでは原生林の森をトレッキングするのが
旅行者を中心に人気を呼んでいます。


 ヨックドン国立公園は国境を隔ててカンボジアの
モンドルキリ保全林と接しています。
落葉樹林と半常緑樹林による原生林を保護し
その生物多様性の重要性も注目を集めています。
しかし近年の急激な開発で
森林が縮小しており
人間と野生のゾウとの紛争が増加しているそうです。

ヨックドン国立公園のロゴマーク

 4月から乾季に入ったにもかかわらず
大きな水たまりが残っていました。
まだ歩き始めたばかりなのでここは慎重に
ヘリを歩いて渡っていきます。
ちょっとした冒険気分です。

 湧き水の湿地帯がありました。
蝶やとんぼなど小さな生物たちのオアシスです。

 国立公園内は個人では歩けず、公認のガイド兼
レンジャーさんとともに川を目指して歩きます。
広い敷地のうえに未舗装の道がたくさん通っているので
道に迷ってトラにでも遭遇したら大変です。

何やら怪しげな人がこちらの様子を伺っている・・
と思ったら
地元の人が写真を撮っていただけでした。

これまでほとんど人に会わなかったので若干焦りましたが。

 トレッキング中、姿は見えませんが
たくさんの鳥の声が聞こえてきます。
多肉植物やシンビジウム
巨木に寄生する欄などの花も多くみられます。


 岩のように大きな蟻塚もたくさん見かけます。

 どれだけ腕を振っても離れようとしない
人なつっこい蝶々もいました。

 2時間ほどのんびりと歩きようやく川岸に到着。

ここからはボートに迎えにきてもらい元の場所に戻ります。
川をゆく途中では子供たちが水遊びをしてはしゃいでいました。

 岸に到着すると水浴びにいくゾウがやってきました。
このあたりではゾウは大切な働き手でもありますが、
家畜のゾウも含めてゾウの数は年々減少し
絶滅が危惧されています。
現在およそ100頭の野生のゾウがこの周辺に生息しています。
しかし森林の減少で食料が不足し
生きてゆくのにとても厳しい環境になっているそうです。
人の手を介してでも一刻も早く
絶滅が避けられることを願わずにはいられません。

 
     ベトナム行くならベトナム航空でしょ

9 comments to “ベトナムの原生林をゆく”
  1. SECRET: 0
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    いつもながらサバイバルな旅ですね( ̄□ ̄;)
    蟻塚∑(゚Д゚)つついたら襲われそうですΣ(゚д゚;)
    野生の象は人をおそうこともあるのですか?

  2. SECRET: 0
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    今晩は、自然破壊で像も食べ物が無くなっているのですね。
    水は足りていても、食べ物が無くては生きていけないですね。
    自然保護しないと像もいなくなってしまいますね。

  3. SECRET: 0
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    野虎なんているんでしょうか。-0-;
    怖いけれど、こういう所、いいなぁ!
    歩いてみたいです。
    ガイドさんにはやはりチップをあげねば・・・ですか?

  4. SECRET: 0
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    入場料+ガイド料を払っているうえに
    政府の雇われなので
    払わなくて問題ないですがでも好意で
    渡したらそりゃ喜びますね^^
    象乗りの人ははらいました。というより
    せがまれましたw

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