幻の隅田川花火大会2013

日中の蒸し暑さがとても気になっていましたが
スタートの７時の時点では青空も見えていて
自宅の窓からは暗くなる前の空に
体中が痺れるようなドーンという音とともに
大輪の花火が打ち上がりました。
浅草っ子が三社とともに愛する
隅田川花火大会が幕開けです。

大輪の周りの青と黄色のドットに
日本のものづくりの粋が伺えます。

周辺の会社やマンションの屋上では
今年もビアガーデンのようにちょうちんを飾り
花火見物を楽しんでいます。
椰子花火がみごとです

スカイツリーも今日は五輪カラーで盛り上げてます
このあたりから雲が空を覆ってきて風が吹いてきました。
耳を澄ますと雷音も。
しかし、花火の煙と爆音と光で
見物客で気が付いた人は少なかったでしょう。

大きくて派手な花火は他の国でも見られるけど
技術はもちろん儚さや強さ
感情を表現して
人の心を揺さぶる日本の花火は世界一です。

しかし残念ながら始まって１時間も経たないうちに
ゲリラ豪雨に見舞われて中止になってしまった
隅田川花火大会でした。
花火に代わって雷が轟きまくり。
ゆかたを着て花火を楽しみにやってきた人たちが
ずぶ濡れで軒を探して走っています。

花火師さんはこの日のために春先から入念に
準備してきたそうです。
これだけ降られたら火薬が湿気ってしまって
使い物にならないそうです。

まだ打ち上げていない花火会社さんを思うと
無念で本当に残念です。

でも自然現象には敵いません。

隅田川の花火大会はいち早くその年の
トレンドが見られるいわばパリコレのようなもの。

私も年に一度のこの花火大会を見るために
ここに住んでいるようなもの。
それは大げさですが
毎年楽しみにしている行事のひとつです。

今は雨も雷もすっかり上がりました。
見物客は消化不良で道をさまよっている・・・

また来年！