北欧の風薫る港町 ヨーテボリ

ストックホルムから鉄道で3時間
スウェーデン第2の都市ヨーテボリは
スウェーデンの南西部に位置する港町。
自動車メーカーのボルボや
カメラメーカーのハッセルブラッドなど
国際的企業が本社を置きます。
大航海時代は貿易の拠点として繁栄し
18世紀には東インド会社が町に富をもたらしました。
海へと続く運河が流れるのどかな町を巡ります。

町歩きのスタートはヨーテボリ中央駅。
現役の鉄道駅としてはスウェーデン最古といわれています。
駅自体は大きくありませんが
歴史が感じられる趣のある駅舎です。
駅構内には地元に人気のパン屋さんコンビニ他、
ストックホルムにある、人気の北欧デザイングッズショップ
「デザイントリエ」なども入っていて
お土産探しにもおすすめです。

ヨーテボリの旧市街を
囲むように流れる「ヨータ運河」。
17世紀初頭にオランダ人建築家によって
町は建設されました。
運河沿いには18世紀の大商人の豪邸が今も並んでいます。
そういわれると、町のところどころに
アムステルダムをしのばせます。
扇状に伸びる旧市街に運河が流れ
いたるところに公園や緑地があり
街に潤いを与えています。

 

 

中央駅を背に右へ。
運河を渡った側の路地の一画は白で統一された建物に
ブランドショップや生活雑貨、パン屋、カフェなど
覗いてみたくなるような洒落なショップが並んでいます。
ジーンズ屋の前には広告代わりに
ジーパンがたくさん吊るされていました。

再び運河を渡って
ヨーテボリのランドマーク的存在のショッピングモール
「ノルドスタン」へ。
1Fにはツーリストインフォメーションもあります。

ノルドスタンは港方面へ通り抜けするつもりで来ただけなのに
誘惑に負けてちょっとだけマーケティング&リサーチ。
2Fはキッチン用品や食器、布地が充実。
地元の人はこういうところでマリメッコなど
メーカーものの生地を購入して
バッグや洋服を自分で縫製するそうです。

 

ついでにスーパーもチェック。
一見コーラのようなドリンクですが
こちらは「ユールムスト」といって
スウェーデンでクリスマスに飲まれるソフトドリンク。
「クリスマスのムスト」を意味するそうです。
ムストとはお酒代わりのジュース。

12月中には4,500万リットルが消費されるとのことで
この時期はコカ・コーラよりも売れるそうです。
ホップ、麦芽の摘出物、炭酸、砂糖が主な原料で
味は、ドクターペッパーにも似ています。

 

 

誘惑のノルドスタンを振り切って
やっと港に出てきました。
港に停泊しているのは
1907年の大型帆船を改装した魅力的なホテル。
水辺の素晴らい景色を望め
海をテーマにした客室を提供しています。
レストランではスウェーデン伝統料理を提供しているそうです。

 

港を散歩しながら市立博物館へ。
もともと東インド会社の建物が
現在は歴史資料館となっており
ヨーテボリ周辺の石器時代からバイキング時代、
現代までの様子、装飾品や生活品が展示されています。
1Fにあるミュージアムショップも充実しています。

博物館の前の運河で釣りをする男性。
海はすぐそこなのでおいしい魚が釣れるのでしょうか。

運河沿いを歩いて駅付近まで戻ってきました。
ヨーテボリはそこら中に美女が歩いています。
北欧女子はバービー人形のように手足が長くて美人なので
そこにいるだけで町が華やいでみえます。

宿泊するスカンディックホテルに到着。
ロビーにかけられた大きなジミヘンの
ペイントアートがお出迎え。
かなりヒップな感じのホテルです。

近くには1923年に開業した北欧一大きな遊園地
「リセベリ公園」があります。
世界の遊園地トップ10に選ばれていて
美しい木製のジェットコースターが有名。
過去にはローリング・ストーンズも来園。
記念のプレートもあるそうです。
コペンハーゲンのチボリ公園にも似ている雰囲気で
季節のイベントが年間を通じて行われています。
特に今の時期はクリスマスマーケットが開かれ
夜遅くまで賑やかです。

 

 

 

 

 

2 comments to “北欧の風薫る港町 ヨーテボリ”
  1. SECRET: 0
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    街並みも道もきれい。伝統を重んじる彼らのゆったりした感がこちらにも伝わってきました。
    行ってみたいですね~・・・ここ♡( ̄▽+ ̄*)

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