ベトナム南端の島 ハート型のフーコックアイランド

 

ベトナム南西部、カンボジアとの国境近くに位置する
ハート形の島フーコック島。
近年のリゾート開発により欧米を中心に
多くの外国人観光客が訪れていますが
日本人の耳にはまだまだ聞き慣れないリゾート地です。

2012年より国際空港が開港して以来
観光開発が急速に進み今後はアジアを代表する
リゾートになってゆくであろう注目の島です。

2006年に訪れた時には、赤土の道路に信号は1つもなく
レストランと呼べるものすらありませんでしたが
今では街角にはバーやレストランが並び
道路はアスファルト(全部ではない)
信号もいくつかありました。
そんなフーコック島とは一体どんな島なのでしょうか。

 

 

 

 

 

ベトナムの中心都市ホーチミンから空路で約1時間。
フーコック島に到着です。ベトナム航空なら
日本からも同日接続でフーコックまで行くことができます。
2006年に訪れたときの空港はまだ原っぱ同然でしたが
立派な空港ができていました。
今後はロシアからの直行便が飛ぶそうです。

 

 

 

 

生活の中心となるのが島の西側中央部の河口に位置する
「ユーンドン」地区。
川の前にたくさんのバイクと人が集まっています。
何をしているのかというと

 

 

 

川に橋が架かるのを待っているようです。
一日数回、運搬船を通すためほぼ手動の可動橋になっています。
へっぽこでも市民の生活には欠かせない大切な橋です。

 

 

 

何故ならば、橋を渡った先には市場があります。
島には一般的なスーパーマーケットはなく
食材はここで調達します。だから朝からとても賑やか。
日用品から生鮮食品、乾物など一通り揃っています。
発展が進むベトナムでは、このような生き生きとした
市場は少なくなりました。

 

 

古き良きベトナムの風景はまだここに残っています。
市場内はたくさんの人で騒々しいけど
どこかのんびりとしています。
乾物屋さんのおばちゃんもにっこり。

市場に水揚げされたばかりの小魚。
これから店頭に並ぶか、魚醤のヌックマムになるのか。
ここは国内随一のヌックマムの産地です。
ホーチミンなど都市の人も
ヌックマムはフーコック産が一番!だと言います。

 

 

 

市場を散策した後はボートに乗って
フーコック島の南に点在するアントイ諸島を巡ります。

 

 

 

 

沖に停泊している船には生け簀があり
魚やウニを畜養しています。

 

 

 

30分ほどボートを走らせシュノーケルを楽しんだり
魚釣りに挑戦。テグスに針と餌という簡単な代物で
ボートから糸を垂らしていると簡単に釣れます。

釣れる魚はイトヨリやハタ系
でもイマイチ美味しくなさそうだったので
スタッフに全て引き取ってもらいました。
それも失礼な話しですが。。。

 

 

 

無人島に上陸。ビーチの前には井戸水があり
ペットボトルに汲んでいる人もいます。
何でも伝説の井戸水だそうで
阮朝のラストエンペラー、バオダイ帝が難を逃れ
潜伏していた際砂に剣を刺したところに
水が湧いたと伝えられていま
す。

美しいビーチには不思議な人がいっぱい。
発泡スチロールの筏で旅に出る夫婦かと思ったら
沖の船までの移動手段でした。
なかなか進まないのが笑えますが彼らは真剣です。

集めた枝を肩に乗せてどこまでも海を歩いて渡る男。
どこまでいくのかと思いきや、早々と戻ってきました。
どうやら思ったより深かったみたいです笑

 

 

 

ボートに戻ると昼食の用意がされていました。
ランチは活けウニ!出発前の生け簀にいたウニのようです。
まだ針が動いています
あ、もちろんその他の料理もありますよ。

 

 

ボートトリップの後は、フーコックが誇る真珠の養殖場へ。
世界でも希少なゴールドカラーを育てる
真珠の養殖・販売所です。
手頃な価格から数百万円のものまで
幅広くとり揃えています。

 

フーコックは胡椒の産地としても有名です。
世界的に評価の高い島特産の
オーガニック栽培の胡椒畑の見学。
お土産にも良さそうな白、黒
ガーリック風味など色々な胡椒も販売。
特にガーリック胡椒はシーフードとの相性は最高です。
ちなみに白も黒も同じ胡椒の木。
収穫するタイミングと処理の違いで色、風味が変わります。

 

 

 

 

 

さらにフーコックは魚醤ヌックマムの産地でもあります。
ヌックマムはフーコックにありといっても
過言ではないくらい国内で有名。
ヌックマム工場は誰でも無料で見学可能。
売店では試食もできます。
薄口や濃い口などしょうゆのように分かれていて
どちらも臭みもなく飲めるくらいに美味しいのです。
残念ながらヌックマムは機内への持ち込みは一切不可。
預け荷物でも不可。せっかくの銘品なのに残念ですが
レストランで楽しみましょう。

 

インドシナ半島の東側を占めるベトナムで
水平線の彼方にサンセットを望める数少ないなところです。

 

 

夜はナイトマーケットへ!全長100メートルほどのマーケットの
通りの前半分は日用品、後ろ半分は海鮮屋台。
歩いていると香ばしい匂いが漂っています。
店頭の好きな魚貝を選んで炭火で焼いてもらいテーブルでいただきます。
地元民やベトナム人観光客、欧米人観光客でとても賑わっています。

丸一日観光をして翌日はビーチでのんびり過ごす。
そんなプランがよさそうです。

 

取材協力:ベトナム航空

 

 

2 comments to “ベトナム南端の島 ハート型のフーコックアイランド”
  1. SECRET: 0
    PASS:
    フーコック島、
    面白そうですね。
    発泡スチロールの筏は納得、
    長閑な雰囲気が漂っていますね。

fusan へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)