トロントはとにかくイベントやフェスが盛んな街。その上
街全体で盛り上がるので旅行中に
イベントに出くわしたら無視できません。
それなら積極的に参加してトロントを満喫してしまおう!
トロンター(トロント住人)だって大歓迎です。
今回は「プライド・トロント」という
BIGフェスに当てて訪れました。
このパレードにはちょっとだけ前置きが要ります。
「プライド」とは、LGBT=L=レズビアン、G=ゲイ
B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー。
日本語で言うと、女性同性愛者、男性同性愛者
両性愛者、性同一性障害等
生まれたときに法律的・社会的な性別に
とらわれない性別のあり方を持つ人、となります。
なお、「LGBT」は日本でも聞くようになりました。
プライド・パレードはLGBT当事者の権利の平等と
自分達の生き方にプライドを持ってポジティブにいこう!
的なメッセージが込められています。
始まりはニューヨークですが、今や世界規模に拡大し
スポンサーをつけてほぼお祭り的な要素が高いです。
その中でも不定期で世界大会のような
「ワールド・プライド」なるものも開催されていて
今年はトロント。なんと北米大陸初なのだそうです。
カナダは同性婚も認められています。
一方、保守的な日本は
同性愛を禁止する法律はないけれど
受け入れる人も企業もまだまだ少ないので
このようなパレードを街ぐるみで盛り上げるには
まだ時間がかかりそうです。
ワールド・プライド期間中は毎日イベントが盛りだくさん。
国内外のビッグ・アーティストのライブも目白押し。
そして街中はレインボーカラーに染まります。
名門トロント大学の校舎だってレインボーです。
この一体感、日本の都市にも欲しいですね。
名門インターコンチネンタル・ホテルだって
レインボーフラッグを掲げています。
期間中は街中に何箇所かある特設ステージで
フリーイベントやライブを開催。
深夜まで盛り上がりまくっています。
イベントのハイライトは最終日のパレード。
一部の道路は朝から封鎖されお祭りムード一色です。
主要道路の何本かを一日封鎖してしまうなんて
日本では考えられないですね。
お巡りさんもパトロールに余念がありません。
通り名の看板までレインボーカラー。
この徹底具合、東京オリンピックは見習えるのか!?
全身レインボー!
エアカナダのブースもあります。
その他、有名企業も出展しています。
いよいよパレードが始まります。
一度場所を陣取ったら
数時間は身動きが取れないほどの見物客。
沿道は何重もの人で埋め尽くされています。
オープニング。着飾ったバイクが登場。
ヘルメットがモヒカン。バイクやヘルメットを
家で夜なべして作っているのかー
などと空想すると微笑ましくなります。
メッセージ性の強いグループや
ガガ風パフォーマンスや
60’s青春プレイバックのおっさんや
騎馬警官がダチョウに見える・・・
13時にパレードはスタートし
数えきれないほどのフロート(山車)と人々が
封鎖された道路を行進してゆきます。
パレードは18時ころまで行われていました。
見ている方もヘトヘトです。
動員数は毎年100万人を超えるメガイベントなんだけど
アメリカのそれとは違うアットホームな雰囲気があるのは
そこはやはりカナダという土地柄なのでしょう。
自分たちの手で社会を作る。
そんなメッセージを受け取りました。
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「プライド・トロント」
凄い盛り上がりですね。
日本でこの問題が社会化しないのは、
文化が原因なんでしょうか??
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日本は基本保守的ですから
理解が難しいのでしょうね。