世界のセレブに愛される「バンヤンツリー」をはじめ
高級リゾートホテルを運営するバンヤンツリー・ホールディングス。
8月に来日した同ホールディングスの創設者であり
エグゼクティブ・チェアマンを務めるホー・クォンピン氏と
お会いする機会がありお話をたくさん聞かせてもらいました。
その一部をご紹介したいと思います。
わずか20年で世界27カ国に進出。
30を超えるホテルリゾート施設、70以上のSPA施設
3つのチャンピオンシップ・ゴルフコースを直営・管理する秘訣とは?
契約打ち切りで「自分のブランド」意識
来日の目的は開業20周年に合わせた新ブランドとなる
「カッシーア」の記者発表。演台でスピーチするホー氏の
ノータイ、赤いアームの眼鏡など流行を押さえた服装が印象的。
ンガポールに生まれ、日欧米メーカーの下請会社を営む家庭で育ったホー氏。米スタンフォード大に入学するが、ベトナム反戦運動に参加して退学。その後、香港で経済ジャーナリストになるが、扇動的な記事を書いたとして2カ月の投獄を経験したという。
29歳で家業を継ぐものの、取引先が賃金の安い中国企業に乗り替えたことで、一方的に契約を打ち切られた。その出来事が「自分のブランドを持つことを強く意識させた」と振り返る。
タイのプーケット島にある開発不可能といわれた223ヘクタールにも渡る錫鉱山跡を買い上げ、複合リゾートの建設に着手。数年かけて土地の状態を回復させ、1987年に大手ホテル2社とマネジメントの委託契約を取り付けた。
しかし、ビーチがない一画だけはどこも契約をしたがらない。それならば自分たちで自社ブランドのホテルを創ろうと決意。これが1994年にオープンした「バンヤンツリー・プーケット」の誕生につながった。
「今まで誰も思いつかなかったことをしよう。真似ではいつまでも二番煎じにとどまってしまう」。すべての客室を完全プライベートのヴィラタイプとし、専用プールを付けることでビーチが見えないことを補った。大手が嫌ったデメリットから世界初のスタイルを確立させた。「問題をいかに解決するかがアイデアにつながるのです」とホー氏は話す。
一代で会社を急成長させたとなると、押しの強さが想像されてワンマンの印象が強くなる。クールな印象を与える流行を押さえた服装について尋ねるとー
「以前は真っ黒な眼鏡を掛けていたが、息子がこれを選んでくれたのです。ノータイにしたのは『“ヒップ”に行こう』というサチコさん(日本・韓国地区取締役副社長の椎名祥子氏)の提案です」。家族の話に触れたためか、少し照れながら答える。社員の意見にも柔軟に耳を傾けているのだろう。
最後に、これまでの中で印象的な旅は?という質問に
「昔は家族旅行でトスカーナのヴィラを一軒借りて過ごしたりもしました。最近は、子供たちも離れていますし、忙しくてプライベートで旅行に行くことができませんが、先日のイギリス出張の時、少しだけ時間があったので妻とカントリーサイドをドライブしました。」といって、スマートフォンを手に取り、真っ赤なフェラーリに乗るホー氏と奥様のセルフ撮り写真を見せてくれた。そんな気さくな人柄にわずかな時間ですっかりホー氏の魅力に引き込まれた。
ホー氏は、人生を懸けて何かに「挑戦」することの素晴らしさを自らの体験で伝えることにより、人生の目的、生きる意味を見つけるヒントを周囲に与える、チャーミングで魅力溢れる人でした。
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ビジネスの真髄というか、
開拓魂を感じました。
人間の生き方にも影響しそうですね。
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今年の1月にNHKで特集された人なんです。
社員も一人一人に向き合い、社員はそれに答える。
そんな魅力的なでした。
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何度かブログ読ませて頂いています(*^^*)ブログって人柄で出ますよね~♪色々楽しく読ませて頂きましたヾ(*´∀`*)ノ人のブログを読むのが好きなのでまた来ます☆では、失礼します♪