夕暮れの街角と流星群

ドブロブニクはオレンジ屋根と紺碧の海の風景もいいけれど
オレンジ色の街灯が石畳を照らす
ロマンティックな夜の旧市街も見逃せません。
城壁を見渡す場所で暮れなずむ街を眺め
突然現れた流星群、プラツァ通りを闊歩する
鼓笛隊に誘われて夜の街に繰り出します。

空がほんのり焼けてきたら、ピレ門を出てすぐ
レストラン脇の細い路地階段を下りて
海岸に出た正面にそびえるロピリィエナッツ砦へ。
階段を上がって門の手前から眺める旧市街も素敵。
城壁と屋根だけが見える景色は
まるで中世から時が止まっているかのようです。

砦から見る夜の景色はこんな感じ。
城壁を照らすライトが強すぎて
旧市街の明かりがあまり見えませんが
夜景鑑賞としてはOK。

旧市街に戻ると相変わらず賑やかな雰囲気です。
治安がとても良いので夜の街も安心してあちこち歩けます。

細い路地に小さな明かりを灯した
雰囲気の良いレストランやバーがたくさんあります。
シーフード、イタリアンの店が多く
メニューはどこも似たり寄ったりといった感じですので
雰囲気重視がよいかと思います。
おすすめは、階段を上がった路地の一帯

中世の衛兵を装ったイケメン揃いの青年たちが
ドラムを叩きながら夜の旧市街を闊歩しています。
周囲にいた観光客は、まるで「ハーメルンの笛吹き男」に
着いて行く子供たちのように後を追いかけるも（私も含め）
かなり早足で途中まで追いかけて断念。
門を抜けて暗闇に消えてしまいました。

プラツァ通りの上空を何者かが往来しています。
空を見上げると、巣に帰る途中のツバメの群れ
建物の間を飛び交っています。
それは夜空を流れる流星群のようで
クロアチアで一番印象的な風景でした。

昼間とは違うドブロブニクの夜の顔。
旅人は明かりに誘われ
路地裏に吸い込まれてゆくのです。