フレームツリー・アート・フェスティバル

4月下旬から初夏にかけてサイパンを訪れると
島のあちらこちらでフレームツリーの
燃えるようなオレンジ色の花が咲き乱れています。
日本では火炎樹、諸外国ではファイヤーツリーとも
呼ばれています。日本の統治下時代に、
ミクロネシアに移り住んだ日本人の間では
「南洋桜」と呼ばれたこの花を眺めながら
日本懐かしんでいたそうです。
そんなフレームツリーはサイパンの国樹。
毎年4月にはフレームツリーの下で
盛大なフェスティバルが開催されます。

街の中心となるススペ地区の
ワールドリゾートに隣接する
シビックセンター・ビーチパークで
第34回フレームツリー・アート・フェスティバルが
4月23~26日までの4日間開催されました。
たくさんのローカルフードの屋台とともに
ミクロネシアのアートと文化に触れることができる
数少ないイベントです。

イベント会場の中央には
ローカルアーティストによる絵画即売場。
もちろん見学は自由です。
イラストタッチのものから
線の細い繊細な絵画、パラオからは
神話を彫ったストーリーボードなど
触れる機会の少ないミクロネシアのアートは
時間が経つのも忘れて見てしまいます。

 

美しい聡明な女性は2014年ミス・マリアナ・
ティーン部門に選ばれたジアンナさん。
こんな可愛い子にも会えます!

年に一度のイベントなので
観光客よりもローカルが楽しんでいます。
普段ガラパン地区を歩いているだけでは
わからない素顔のサイパンが垣間見られます。

ずらりと並んだ屋台はBBQや中華
フィリピン料理どれもローカルフードです。
5品選んで5ドルと、かなりお財布に優しい上に
お腹もいっぱいになります。
しかしサイパンの人は本当に食べます。

 

BQQは炭焼きが基本。あちらこちらで
香ばしい香りが漂い食欲をそそります。
串焼きをつまみながら次の店へ!

 

 

 

オレンジ色の大きな餃子は
フィリピンの国民食「エンパナーダ」。
くちなしで色をつけた生地に
肉や野菜を包んで揚げたもの。
本場フィリピンではパパイヤの千切りと
ロンガニサというソーセージを入れて揚げます。
ラップ風はミクロネシアの代表的なローカルフード
「ケラグエン」をトルティーヤで巻いたもの。
肉か魚介をココナッツミルクとレモンで
和えたもので南米のセビーチェや
フィリピンのキニラウにも似ています。
さっぱりしていて美味しいです。

 

 

 

ステージではテコンドークラブが
MJの「スムース・クリミナル」に合わせて
ダンサブルで華麗な技を披露してくれました。

 

 

 

続いて登場したのが、チーム「AWAODORI」。
8年ほど前にガラパンにある有名な
「金八レストラン」の女将が発起人となり
チームが結成されました。
みんな真剣に踊る姿は本当に感動です。
こうして南洋の地で日本の伝統文化が
受け継がれていると思うと
ありがたい気持ちでいっぱいになります。
阿波踊りチームは週末の夜
ガラパンでも踊っています。
可愛らしい子供達が一生懸命踊る姿に胸キュンです。

イベントは年に一度
夕方からよる10時頃まで開催されています。
来年のスケジュールは観光局のホームページでチェック!

取材協力:マリアナ政府観光局

 

 

3 comments to “フレームツリー・アート・フェスティバル”

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