ドバイで高まるアートシーン

ドバイで最近気になるのがアートシーン。
各ギャラリーによる展示の他に
パフォーマンス、映像などを使った様々なプロジェクト
グローバルなアートフォーラムなどが次々と企画されています。
街歩きをしていても、ふとした場所にオブジェを見かけたり
休憩がてらに入ったカフェがアートしていたり、
倉庫街がアートギャラリーになっていたり。
ゴージャスだけではないお金をかけなくても
楽しめるドバイのアートに注目です！

アートディストリクト「アル・クオズ」

ダウンタウンから大通りを車で10分ほど
走ったところにある倉庫街にある
多くのギャラリーが集まるアル・クオズでは、
ドバイの地元の芸術活動が繰り広げられています。
ここでは地元の新進の芸術家たちによる
現代アートを無料で鑑賞できます。
入り口は車の修理工場の脇。
ちょっと見つけ辛い場所にあります。
両脇には洒落たギャラリーが並んでいます。

地元アーティストのインスタレーション。
広告や雑誌などの紙と照明と映像作品。
美術館レベルの現代アートを自由に見て回れます。

通りの奥にはカフェスペースがあります。
ここにはいろいろな人が出入りしていました。
カフェの隣では古着のガレージセールがされていたり
とても自由な雰囲気で
地元のコミュニケーションの場といった感じです。
ドバイにもこんなところがあるなんてちょっと驚き。

カフェの２Fはライブラリーになっています。
PCを持ち込んで勉強する人や読書にふける人
仕事をする人など、それぞれの時間を過ごしています。

倉庫街のギャラリーを出て、通りの向かいある
「ザ・コートヤード」。インテリアショップや
カリグラフィーギャラリーなどが入っている中庭が美しい施設。
その一角に「BOOK EXCHENGE」と書かれた本棚がありました。
不要な本を置いて、読みたい本を取っていきます。
シンプルでとてもいいです！
このあたりを歩いて、ますますドバイが好きになりました。

伝統建築とアートに触れるバスタキヤ歴史地区

クリークのほとりに位置する「バスタキヤ」。
ドバイに古くからある歴史建造物を保存する地区。
伝統的なアラブの街並みが移設された
情緒に溢れるエリアです。

バスタキヤ地区は観光客スポットにも関わらず
まるで外部と遮断されたように静寂に満ちた場所。
一画には、アートギャラリーや博物館
おしゃれな雑貨ショップなどが集まっているので
気ままに覗きながら、散策するのが楽しいところです。

中庭が気持ち良いXVAカフェ。
コンテンポラリーアートとも呼べる自由な作品が
無造作に（あるいは計算されて）散らばっています。
まさにアート作品に囲まれたカフェです。
何かの視線を感じて振り向けば
牛の頭をつけた等身大の人間像がいたり
中庭の中央に植わる大きな木には、
人物を写したモノクロフィルムのネガが
何百枚も吊るされていたり。
ごちゃごちゃなのになぜか落ち着く不思議な空間です。