最近東京でもみかけるオープントップバス。
ハイライトを巡ってくれる上に
各ポイントで1日乗り降り自由な
観光客には使い勝手の良い乗り物。
高い目線で見物すると
新しい街の景色に出会えてとても新鮮。
何度も訪れているマカオですが
オープントップバスは今回初めて。
2階建なので一般的なバスよりもはるかに目線が高い。
帽子とサングラスを装着し
マカオの暑い日差し対策ばっちりで乗り込みます!
2階席に座るとけっこうな高さ。
かなり上から目線で何だか気持ちいい!
バスはフェリーターミナルから出発し
マカオ半島をぐるっと巡り
タイパにあるギャラクシーマカオが終点。
その間の15箇所の観光スポットで
1日乗り降りが自由。
終点までの所要時間は交通量にもよりますが
1~1時間30分とのことです。
フィッシャーマンズワーフから観音蓮花苑前を通り
湾岸沿いを走り街中へ。
青空にMGMマカオが輝いています。
普段の倍以上の高さから街を見ると全然景色が違う。
ツアー観光バスのお客さんたちが珍しそうに見上げています。
手を振ると、にっこり笑顔で手を振り返してくれました。
そんな一瞬の出会いも楽しいですね。
街の中心で堂々と立ちはだかるグランド・リスボアは
まさに王者の風格。
南端の媽閣廟を通過して内港あたりの下町風景。
心配になるほど風情ある細い路地にまで入って行き
人々の生活を上から覗きます。
観光する側は楽しいですが
住んでいる人たちには
ちょっぴり迷惑そうで恐縮です。
バスは北に向かいます。
このあたりは新興住宅街が密集していて
隙間がないほど林立するマンションに無数の窓。
世田谷区の半分ほどの面積に人口約60万人。
世界でもっとも高い人口密度といわれているのですが
この窓の数を見れば、リアリティーが湧きます。
マカオ半島最北、中国の珠海と接する
ボーダーゲート(關閘)で折り返して南へ下り
半島とタイパをつなぐ3本の橋のなかで一番長い
フレンドシップ大橋を渡ってタイパ方面へ。
右手にはオープントップバス出発地点の
フェリーターミナルが見えます。
ターミナルの背後の可愛らしい
パステルカラーの建物はフィッシャーマンズワーフ。
その横で巨大なサンズが昼間からギラギラしています。
本来対極にあるべきものが
隣り合わせているのがマカオ。
屋根がないので気分爽快で景色も素晴らしい。
中心部にそびえるホテル群やマカオタワーも良く見えます。
タイパの南に位置するコタイ地区は今、
さらにパワーアップするための建設ラッシュ。
サンズが仏パリをテーマにしたリゾートを建設中。
エッフェル塔の実物の半分の大きさで再現する予定。
ハリウッド映画をテーマにした「スタジオ・シティ」
建物の真ん中をくりぬいて8の字観覧車
「ゴールデン・アイ」を建設中。
バットマンのアトラクションもできるそうです。
いずれも年内にオープンする予定。
アジア一のエンターテインメントになるか
この先、当分マカオに目が離せないです。
終点のギャラクシーマカオに到着~。
乗車時間はちょうど1時間でした。
オープントップバスは
ツアーバスの車窓観光では味わえない
リアルさと
迫力を直に感じることができる
おすすめのアクティビティーです。
朝9時30分から45分おきに10便運行。
主要観光スポットを1日乗り降り自由で
約2300円と、料金もお手頃。
一番印象に残った景色は
剣山のごとく建つマンションと
その窓の数でしょうか。
あの密集度はハンパないですね。
ぜひオープントップバスに乗って確かめてみてください!
取材協力:マカオ観光局