最近は日本女子が少し強くなってきているアイスホッケー。
「スマイルジャパン」という愛称も聞いたことがあるのでは?
カナダ生まれの日本人女子が五輪目指して
釧路に移住してきたことも話題になりましたが
日本ではまだまだマイナーなスポーツという位置は否めません。
しかし北米、ヨーロッパではものすごい人気スポーツ
どれだけアツいスポーツなのかカナダで体験してきました!
観戦前に驚かされたのはアイスホッケーのメジャーリーグ
NHLのチケットが高額な上に入手困難。
ということで、アメリカン・リーグ<AHL>を観戦することに。
そうはいってもAHLは創立80と歴史あるリーグです。
トロント・マーリーズはNHLで最大級の人気を持つ
「トロント・メープルリーフス」の傘下チーム。
ホームとなる「リコー・コロシアム」は
ユニオン駅から「Go Train」に乗って一駅先の
「Exhibition Go」で下車徒歩5分。
市内からもアクセスは簡単。
施設の前は大勢の観客で溢れかえっています。
ここは2003年から日本の企業である「RICOH」が
オフィシャルスポンサーとなっています。
日本人にとっては親近感が湧きますね。
中に入ると、青と白のマーリーズの
ユニフォームの人でいっぱい!
2005年創設とまだ若いチームですが
地元に愛されているチームだというのが
試合前から伝わってきます。施設内では、
試合開始前に子供たちが遊べるキッズパークもあります。
アイスホッケーの醍醐味は野球やサッカーにはないスピード感。
パックという球に相当するゴム製の円盤を
スティックで弾きゴールを狙います。試合は20分X3回。
息つく暇がない試合運びで20分があっという間です。
この日の対戦相手はニューヨークに本拠地を置く
ビンガムトン・セネターズ。
彼らはNHLオタワ・セネターズの傘下にあるため、
事実上オタワvsトロントの試合のようなもの。
子供たちは大人よりも真剣な表情。
同時にリンクに上がれる選手は6人ですが、
ホッケーは運動量が多いため審判の許可なく何度でも
プレーヤーを交代させることが出来るのも特徴。
ファールを取られた選手はペナルティに応じた時間だけ
ペナルティボックスというお仕置き部屋へ入れられます。
日本では通称ブタバコと呼ばれています。まさにそんな感じ。
この間、相手チームより人数が多くなった状態をパワープレイ
逆に少なくなった方をキルプレイと呼びます。
パンクなお兄さんも観戦に来ます。
どんなライフスタイルを送っていようとも
アイスホッケーは外せないのがトロントニアンです。
休憩時間の15分間には子供を乗せて
ザンボニー(製氷車)がリンクを整えたり
地元の子供たちによるホッケープレーがあったり
未来のホッケープレーヤーを育てるイベントが盛りだくさん。
前に座っていた子供たち。
マーリーズが先制1点を入れる直前と直後の様子。
「レッツゴーマーリーズ」の連呼で
ついつられて一緒に叫んでしまいます。
すかさず点を返され同点に!2回には点を超されるも
3回で巻き返し後半は乱闘もあり全く目が離せません。
ここまで1回1-1、2回1-2、3回3-2。
5ー5で延長5分にもつれ込むも
相手に点を取られホームで屈辱の負け試合
だけどしっかり楽しませてもらいました。
ちなみに3月現在ウェスタンカンファレンス
ノースディビジョンでランキング1位です。
レッツゴーマーリーズ!
アイスホッケー観戦の後、市庁舎前にある
スケートリンクの前を通るとこの賑わい!
トロントにはあちらこちらにスケートリンクがあり
会社帰りに一滑り、デートにスケートなんて当たり前。
カナダ人は「スケート靴を履いて生まれてきた」
と揶揄されるほどスケートが好きだし上手。
だから多くの人がマイスケート靴持参です。
もちろんレンタルもあるので
観光客も気軽にスケートを楽しめますよ。