美しい湖とピラトゥス山をはじめとするアルプスの美しい山々に囲まれた風景。中世の面影を色濃く残す旧市街が旅情を誘う古都ルツェルン。ロイス川に架けられたヨーロッパ最古の屋根付きの木造橋が街に一層の気品を与えています。そんな歴史を奏でる一方で近代建築やデザインホテルや国際音楽祭を開催する文化都市として進化している街でもあります。また、ルツェルンは多くの鉄道やフェリーが発着する交通の要でもあり中央スイスの山々へ小旅行を容易に楽しむこともできるなど多彩な魅力が旅行者を惹きつけています。 朝の澄み切った空気を誰よりも早く吸い込みに夜明けの街へ。水辺に映える瑠璃色の空。夜露で浄化された大気が新鮮で気持ちがいい。 雪山に向かう人たちをちらほら見かけます。 駅に行ってみるとすでにウェアとヘルメット姿!雪山へのアクセスが簡単な証拠ですね。荷物も減るし滑り疲れた体で運転する必要もなしいいことだらけかも。 マイ・ソリを持っている人もたくさんいます。ここではソリは子供の遊びではなくスキーと同じウィンター・スポーツとして認識されています。 中世の面影を残す石畳敷きの旧市街はあちらこちらの壁にフレスコ画が描かれていて歩いているだけも楽しい街並み。歩行者天国なのでゆったりと散策できます。旧市街はショッピングにもぴったりのエリアでショップやカフェはもちろんスイスメイドのチョコレートショップやお土産屋などが集まっていて買い物もばっちり。 街中にたくさん点在する教会も訪れてみたいもの。
特に旧市街の対岸に佇むフランシスコ教会。
13世紀に建てられたゴシック様式の建物で
内部は大理石の装飾とキリストのフレスコ画が印象的。
「スイスで最も美しいゴシック教会」
といわれる天井にも注目。
礼拝堂の入り口付近の天井画は
天使が浮き出ていて本当に空を舞っている様。
カペル橋の麓にある聖ペーター教会。こちらの教会に続いていることから「カペル橋」という名がつけられました。華美な装飾はなくとても厳かで、市民の祈りの場です。 祭壇の脇に飾られた宗教絵画に光が射しとても神秘的なもの見たような気分です。 旧市街の上り坂をずんずん歩いて行くと1400年に完成した城壁が見えてきます。スイスに現存するものとしては最長。城壁の一部を歩いたり塔内を見学することもできます。 塔からはルツェルンの街を一望できます。アルプスの山がすぐ近くに迫っているのがよくわかります。
旧市街の北側にあるモニュメント「瀕死のライオン」。フランス革命で700名を超えるスイス傭兵たちがテュイルリー宮殿でルイ16世とマリー・アントワネットその子供たちを守って命を落としました。< center>デンマークの彫刻家が哀悼の意を込めて
勇敢なスイス傭兵たちをライオンに喩えて1821年につくったもの。タイトルの通り今にも絶命しそうな表情をした彫刻に心を揺さぶられます。 ライオンモニュメントから150メートルほどのところにある「ブルバキパノラマ」では画家によって描かれた1870〜71年の普仏戦争ワンシーンの360℃パノラマ画があります。写真とは異なるリアリティーを感じる展示は一見の価値ありです。 伝統料理をいただくならブルバキパノラマから
150メートルほどのところにある「Lapin(うさぎ)」へ。ルツェルナ-・フリッチ・パステッテ(Luzerner Fritschipastete)というルツェルンの郷土料理。パイ生地の中にはブラウンソースと一緒にキノコや牛肉がたっぷり入っています。 ルツェルンはチューリッヒ空港から鉄道で1時間。乗り換えもないのでアクセスも簡単。スイスパスを利用してここを拠点にするのがベスト! 詳しくはスイス政府観光局のサイトで
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