スノーハイクと007

 

 

スノーハイキングはスイス人にとって
ポピュラーな冬の楽しみ方。
板やカンジキなどの道具も不要。
ただ歩くだけ。スイス各地には歩きやすく
圧雪されたコースが整備されているので
初心者でも気軽に楽しめるのです。
美しく雪化粧した名峰を
眺めながらのハイキングは格別です。
 
 
インターラーケン・オスト駅から鉄道で20分。
南にあるラウターブルンネンへ向かいます。
ラウターブルンネンからゴンドラで
グルッチアルプへ移動。
スイストラベルパス大活躍です。
 
 
グルッチアルプからミューレン行きの
2両編成の電車を横目に
スノートレッキングのスタートです。
 
 
ミューレンまではおよそ5キロ。
基本的に道なりにまっすぐ歩けばいいのですが
初めて歩く道はちょっと不安になります。
分岐点では標識が立っているので
ミューレンと表記されている看板を見つけて
ひと安心。

 

 

道は圧雪されていて歩きやすいです。
雪をかぶった森の景色も美しく
鳥のさえずりに癒されます。
 
 
気がついたら横を走っていた電車を見下ろしていました。
 
 
眼前にはアイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山。
 
 
写真を撮りながらのんびり1時間ほど歩たところで
ミューレンの看板が見えてきました。
 
 
さらに40分ほど歩いて山間のミューレンの小さな村に。
美しい景色を眺めながらのんびり歩いたおかげで
不思議と疲れは感じません。
 
 
村はペンションやロッジ、カフェや食堂が並び
スキーやソリを持った人々で賑わっていて楽しげな雰囲気。
ペンションだけなくル・コルビジェが1927年に建てた
「ホテル・エーデルワイス」もあります。
 
 
ソリで犬の散歩してる人も。
犬と飼い主の阿吽の呼吸に感心します。
犬も人も雪を楽しんでいるのが伝わってきます。
 
 
山の斜面に寄り添うように佇むミューレンの村。
澄んだ空気とアルプスの素朴な雰囲気。
ハイキングはここまで
ミューレンとシルトホルンを繋ぐ
空中ケーブルで山頂を目指します。
 
山頂の展望レストランで待っていたのは
ジェームズ・ボンド。
シルトホルンは1969年に公開された
007映画シリーズ第6作
「女王陛下の007」のロケ地としても有名です。
 
 
ランチはスイス郷土料理で細切りジャガイモの
パンケーキ「レシュティ」にスモークサーモンと
クリームチーズをのせたフライパンメニュー。
カリカリした食感がクセになります。
 
展望レストランは360°回転式で
座っていながら全方角の景色を楽しめます。
しかし、外は雪が舞い始め真っ白で何も見えない!
そんな中で一人の男がこちらに向かって銃を構えている!
よく見るとジェームズ・ボンドのパネルでした。
 
 
ちなみに晴れていたらこんな雄大なパノラマ景色を
360度見渡せるそうです。
 
 
この回転レストランは映画のセットとして
わざわざ建てられた施設。
近年リニューアルされ、007映画の50年の歴史をたどる
特別展示アトラクション
「Bond World 007」が新設されました。
ボンドガールになってジェームズ・ボンドと
キスシーンの体験もできる特典付きですよ!
 
スイス政府観光局

 

 

 
2 comments to “スノーハイクと007”

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