ゲーテ街道400キロの旅 ヴェッツラー ゲーテが恋に落ちた町

フランクフルトから鉄道で北へおよそ1時間。
木組みの立派な家並みが素敵な小さな町ヴェッツラーへ
。ここは、ゲーテが23歳の時に叶わない恋に落ちた町。
そしてカメラ界のレジェンド「ライカ」が生まれた町。
町にはゲーテの足跡が今も残り
カメオタでなくても行っておきたいミュージアムがあります。
町を歩くとあちらこちらにゲーテの面影をみることができます。
ゲーテの人生において、ヴェッツラーは甘く切ない青春の町。
失恋物語は「若きヴェルテルの悩み」のモチーフとなり
発売するとたちまち当時の若者の心をわしづかみにしました。
各国で翻訳されミリオンセラーとなったのです。
ナポレオンでさえエジプト遠征中に9回も読んだといいます。
 
 
食事中に小説の中で描写されたいで立ちで現れたゲーテ。
この服装は小説が大ブレイクした当時、ドイツ中に
青い燕尾服に黄色のチョッキと黄色のズボン姿が
町中にいたそうです。流行の現象はいつでも同じなのだな。
さて、この紳士もちろん本物のゲーテではありません。
町役場の人がゲーテの姿になって物語を演じてくれます。
石畳のコンマルクトの一角にある一
軒家の2階にゲーテは下宿していました。
現在はステーキハウス。
靴の修理屋さん。窓越しのお仕事風景も絵になります。
黄色の家の左手に立つ木組みの家は、恋の悩みから
ピストル自殺をしたゲーテの友人が住んでいた家。
友人がした行為は小説の中で主人公の結末になっています。
つまり小説は2部構成になっていて、半分はゲーテ
もう半分は友人の体験を元に書いているのです。
ゲーテが恋したシャルロッテが1753年の生誕から
73年の結婚まで暮らした家。ゲーテがここへ
足繁く通ったことも記録に残っています。
現在は「ロッテハウス」として保存され
博物館として『若きウェルテルの悩み』の初版や
史料を展示しています。
町を歩いていると時折
中世の服装をした人たちとすれ違います。
のどかな木組みの家の街並みを歩いていると
何だか小説の世界を旅しいてるみたいです。
 
ドイツ観光局

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