フランクフルトから鉄道で北へおよそ1時間。
木組みの立派な家並みが素敵な小さな町ヴェッツラーへ
。ここは、ゲーテが23歳の時に叶わない恋に落ちた町。
そしてカメラ界のレジェンド「ライカ」が生まれた町。
町にはゲーテの足跡が今も残り
カメオタでなくても行っておきたいミュージアムがあります。
石畳のコンマルクトの一角にある一
軒家の2階にゲーテは下宿していました。
現在はステーキハウス。
靴の修理屋さん。窓越しのお仕事風景も絵になります。
黄色の家の左手に立つ木組みの家は、恋の悩みから
ピストル自殺をしたゲーテの友人が住んでいた家。
友人がした行為は小説の中で主人公の結末になっています。
つまり小説は2部構成になっていて、半分はゲーテ
もう半分は友人の体験を元に書いているのです。
ゲーテが恋したシャルロッテが1753年の生誕から
73年の結婚まで暮らした家。ゲーテがここへ
足繁く通ったことも記録に残っています。
現在は「ロッテハウス」として保存され
博物館として『若きウェルテルの悩み』の初版や
史料を展示しています。