ゲーテはワイマール公国の高級官吏である
と同時に、熱心な自然研究者でもありました。
自然科学分野に関する論文も執筆したゲーテの
研究の場がイェーナでした。そしてイェーナは
世界最高の光学技術を誇る
「カールツァイス」発祥の地でもあります。
ゲーテがナポレオンに謁見した街エアフルトから鉄道で東へ30分のところにある大学都市イェーナへ。イェーナ・パラディース駅で降りて北へ徒歩10分ほど歩き「光学博物館」へ。ここは光学技術研究が盛んな街で世界のレンズ「カールツァイス」が生まれた街。 展示ブースは一階、地下、二階、ツァイスの工房を再現した部屋と見応え充分。ツァイスファンのみならず観光スポットとしてもおすすめ。入場料に1ユーロで日本語のオーディオ・カイドを貸してくれます。ギフトショップでは軍も使用している双眼鏡など販売。遠くまでよく見えそう。 光学博物館のすぐ近くにあるショッピングモール「ゲーテ・ギャラリエ」に入ると迎えてくれるのがカールツァイス社製のプラネタリウム。銘板もそのまま残っています。1985年からイェーナのカールツァイス・プラネタリウムで使用されていたもの。 アンペルマンの歩行者用信号機がここが旧東ドイツであったことを物語っています。人形のほうが心理的にも効果ありそう。 1558年創立の名門公立シラー大学。通称イェーナ大学。18世紀にゲーテの後援者でもあった大公カール・アウグストが大学の保護者となりゲーテのはからいでシラーはここで教鞭をとりました。 イェーナ大学附属の植物園。ゲーテはイェーナを度々訪れて、ここに多くの植物を植えて研究を続けたそうです。当時植えられたイチョウの木は今も秋になると銀杏を実らせいます。 ゲーテがシラーと出会い友情を深めたのがイェーナでした。シラーはここで教鞭を取りつつ創作活動を続け多くの詩を残しています。大学から徒歩10分も満たないところに「シラーのガーデンハウス」と呼ばれる家があります。 家は各部屋それぞれミュージアムになっています。ゲーテといい立って書くのは当時の流行のようです。 細長い建物はシラーの仕事部屋。ここで創作活動をしていました。 階段を上って部屋を覗いてみると隠れ家風でなかなか快適そうです。
ゲーテとシラーは1794年にイェーナで開かれた植物学会から交流が始まります。この時ゲーテは40代、シラーは30代。庭のテーブルでシラーとゲーテはよく向かい合って座り植物や文学について長いこと話し合っていたそうです。 ランチはマルクト広場に近い「Zull Noll」へ。伝統料理をはじめ、ベジタリアンメニューもあります。 肉続きの日々だったため、今日は野菜のローストとチーズのグリル。ドイツにはジャガイモとザワークラウト以外にも彩り野菜たくさんありますチーズも野菜もとても美味しいので肉疲れた人はベジタリアンメニューをトライしてみて! ドイツ観光局
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