門をくぐると2頭の白い像が迎えてくれます。
ワット プラシン
旧市街のスアンドーク門の入り口に位置するワット・プラシンはチェンマイ市内で最も大きく格式高い寺院。ランナー王朝第5代パユ王によって建立されました。後に第7代王のセーンムアンマーがチェンライからプラシン仏像を迎え入れてからは、プラシン寺院として親しまれるようになりました。この仏像は現在、奥にある小さな礼拝堂内に祀られています。
本堂の奥に座られているお二人の僧侶。実は良くできた蝋人形で、リアルすぎて思わず立ち止まってしまいます。
お堂の壁には色とりどりの壁画が施され、見どころのひとつとなっています。
ワット チェンマン
ワットチェンマンは1296年、メンラーイ王によるチェンマイ創都の時に建てられた寺院。かつては王の宮殿として利用されていました。15頭の象に支えられた仏塔は見応えがあり、象を眺めながら観光客の休憩スポットにもなっています。
本堂にはソンクラーン祭りに登場する大理石の仏像「プラ・シーラー・カオ」と水晶の像「プラ・セータン・カマニイー」を安置。見学は基本的に日曜に限られます。
ワット ウーモン
ワットウーモンはステープ山の麓の古刹。中心地から少し離れていることもあり、静かでとても気持ちの良いところ。ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都をつくった際に、スリランカから招いた僧侶が修行できるように建てたもの。
その後、僧侶が瞑想修行できるようにとトンネルを掘らせ、「ウモーン=トンネル」の寺と呼ばれるようになりました。現在は修行センターが併設され、外国人や観光者も寝泊りして修行することができます。
ワット ジェット・ヨード
1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラートがインドのブッダガヤのマハーボディ寺院をモデルにして建立したと伝えられています。1477年には第8回世界テラワーダ(上座部仏教)の会議、三経編纂会が開かれたと記録されている格式の高い寺院。境内にある大きな仏塔には、ティロカラート王の遺骨が納められています。
尖塔を囲む外壁に刻まれた天上の神々のレリーフは、インドの仏教美術に影響を受けたもので、見とれるほど美しいです。
境内に大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「菩薩の寺」とも呼ばれています。白い棒は参拝者がお布施して立てかけます。旧市街から3キロほど離れた西北部を走るスーパーハイウェイ沿いに位置します。静かで悠久の歴史を感じられるところ。