チェンマイ寺院巡りの旅

古き良きタイガ今に残るチェンマイは、 日本でいうところの京都のような町。チェンマイの魅力は、寺院抜きには語れません。堀と城壁に囲まれた古都チェンマイの、四方およそ1.5キロメートルのほぼ正方形の堀と城壁に囲まれた旧市街には、100以上の由緒ある寺院が点在しています。チェンマイ市全体なら大小300はあるのは。チェンマイの旅は寺院巡りと言っても過言ではないでしょう。
 
ワット・チャイモンコン
 
ワット・チャイモンコンは「ピン川リバークルーズ」の発着場としてもおなじみの寺院。ピン川を眺めながらのんびりするには絶好のスポット。タイでタンブンという徳を積むことで有名なお寺で、魚や亀を買っては川に放してあげることで徳を得ることになるのですが、またそれを捕まえて売って商売しているのはいかがなものか。
 
 
な、なんか違う…ここには何かが違う、言い換えれば自由な感じの寺院です。ピン川下りと合わせて訪問するのがオススメ。
 
ワット ローク・モーリー
 
旧市街北側の堀外通り沿いにあるランナー様式のワット ローク・モーリー。装飾を施したファサードと、チーク材の立派な本堂が美しい寺院。観光客が少ないので、ランナー芸術をじっくりと見学できる穴場的なスポットです。14世紀後半、ランナー王朝6代目クーナー王が、ビルマからチェンマイへ多くの僧侶を招いて仏教を広げたと言われています。僧侶たちは、チェンマイに滞在している間、このワット・ローク・モーリーで生活をしていました。
 

門をくぐると2頭の白い像が迎えてくれます。

レンガ造りの仏塔には13世紀末からビルマに侵略される1558年までランナー王国を統治していた、王たちの遺灰が収められています。棟に施されている美しいレリーフも見逃せません。
 
ワット パンタオ
かつてエメラルド仏が安置された格式の高い寺院。プラパンタオ(千倍仏)が安置され、願い事をすれば千倍になって叶うと言われています。チーク材で建てられた当時のままの本堂は、国の伝統文化財に指定され、静かな微笑みをたたえる金の仏像も見ておきたい。
 

ワット プラシン

旧市街のスアンドーク門の入り口に位置するワット・プラシンはチェンマイ市内で最も大きく格式高い寺院。ランナー王朝第5代パユ王によって建立されました。後に第7代王のセーンムアンマーがチェンライからプラシン仏像を迎え入れてからは、プラシン寺院として親しまれるようになりました。この仏像は現在、奥にある小さな礼拝堂内に祀られています。

本堂の奥に座られているお二人の僧侶。実は良くできた蝋人形で、リアルすぎて思わず立ち止まってしまいます。

お堂の壁には色とりどりの壁画が施され、見どころのひとつとなっています。

仏塔の周りを時計回りに3周しながらお祈りするというのは、このお寺に限らず仏教寺院共通の作法。
 

ワット チェンマン

ワットチェンマンは1296年、メンラーイ王によるチェンマイ創都の時に建てられた寺院。かつては王の宮殿として利用されていました。15頭の象に支えられた仏塔は見応えがあり、象を眺めながら観光客の休憩スポットにもなっています。

本堂にはソンクラーン祭りに登場する大理石の仏像「プラ・シーラー・カオ」と水晶の像「プラ・セータン・カマニイー」を安置。見学は基本的に日曜に限られます。

ワット ウーモン

ワットウーモンはステープ山の麓の古刹。中心地から少し離れていることもあり、静かでとても気持ちの良いところ。ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都をつくった際に、スリランカから招いた僧侶が修行できるように建てたもの。

その後、僧侶が瞑想修行できるようにとトンネルを掘らせ、「ウモーン=トンネル」の寺と呼ばれるようになりました。現在は修行センターが併設され、外国人や観光者も寝泊りして修行することができます。

ワット ジェット・ヨード

1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラートがインドのブッダガヤのマハーボディ寺院をモデルにして建立したと伝えられています。1477年には第8回世界テラワーダ(上座部仏教)の会議、三経編纂会が開かれたと記録されている格式の高い寺院。境内にある大きな仏塔には、ティロカラート王の遺骨が納められています。

尖塔を囲む外壁に刻まれた天上の神々のレリーフは、インドの仏教美術に影響を受けたもので、見とれるほど美しいです。

境内に大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「菩薩の寺」とも呼ばれています。白い棒は参拝者がお布施して立てかけます。旧市街から3キロほど離れた西北部を走るスーパーハイウェイ沿いに位置します。静かで悠久の歴史を感じられるところ。

 

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