カンガルー島の中心となるキングスコートは、島の北東に位置する
空港から車で20分ほどのところで、ハワイ島の田舎町といった感じののどかな雰囲気。
ホテルやレストラン、銀行、リカーショップ、スーパーマーケット、
ギャラリー、ギフトショップなどが軒を並べている。
せっかくなので時間が許す限り歩いてみた。
キングスコートの中心に立つ海を一望するオーロラ・オゾン・ホテルの
海に面した部屋に泊まった。目覚めてバルコニーに出ると雲ひとつない快晴。
海を眺めていたら、水面に黒い物体が出たり入ったりしているので見に行った。
正体はアシカ。ちょうど朝食を終えて桟橋に上がってきたところだった。
ホテルの目の前、つまり街の中心でこんな光景に出会えるなんて
これが日常風景だなんてすごいよ。住民にしたらネコみたいなものなのかな。
街灯にはペリカンが羽を休めている。コシグロペリカンは体重が10キロにもなるのだそう。
街灯もたまったもんじゃない。住民にしてみればハトみたいなものなのか?
中心部は非常にコンパクトだけど、美味しいコーヒーショップがあったり
ローカルアーティストのギャラリーがあったり、ぶらぶらするにはちょうどいいサイズ。
RAOBHALLはイギリス統治時代の名残かな。昔の紳士クラブ的な存在と思われる。
今はライオンズクラブが引き継いでいるよう。佇まいがいい感じ。
草むらに突然、ブリキの怪獣が現れてひっくり返りそうになった。
30分ほど歩き続けると、海に向かって斜面に一面のぶどう畑が広がっていた。
緑のぶどう畑と真っ青な海のコントラストが実に爽やか。
ぶどう畑の木陰で2頭のカンガルーが体を休めていた。
ペンギンの模型が空を飛ぶベイショールズ・ワイナリーのブティック。
ワインのラベルもペリカンの可愛いイラスト。10種類以上のぶどうを栽培していて
テイスティングもできる。価格も手頃なのでお土産に買って帰るのもいいかも。
シュワっとしたのどごしと、さわやかな香りのスパークリングも美味しかった。