Journey on the Road〜古代都市リュキアンを辿る旅 #2デムレ(ミュラ)

トルコ地中海の玄関口アンタルヤから車で海岸線を南へ2時間半。

リュキアの古代都市ミュラへ。現在、町の名はデムレという。

ここには2つの大きな見どころがある。

ひとつはリュキア時代のギリシャ式半円形劇場と岩窟墓遺跡。

もうひとつはサンタクロースのモデルとなったとされる聖ニコラウスがいた教会跡。

紀元前5世紀頃に都市として発展したミュラ。

今は街らしき痕跡はなく山の斜面を利用して造営され半円形劇場が

リュキア地方の中でも大きな都市だったことを物語っています。

西日が差す劇場にしばらく腰をかけていると

何だか演説やざわめく声が風の音に紛れて聞こえてくるような不思議な気分。

劇場で演じていた俳優が彫られたレリーフが置かれている。

ヘレニズム新喜劇の人気役者でしょうか。

劇場の裏の断崖の表面に彫られている神殿のようなものは全てお墓。ネクロポリスです。

リュキア人の最も興味深い特徴の一つが、独特の葬祭文化です。

サンタクロースのモデルとなった聖人聖ニコラウス

ミュラ近郊のパタラで生まれ、ミュラの主教を務め345年にこの地で亡くなりました。

現在の聖堂は8世紀から建築が始まったもので、11世紀後半に修道院が追加されました。

聖堂の祭壇や床には彩色が残り、大理石などを埋めて模様を描くモザイク画の一種

オプス・セクティレやフレスコ画が見られます。

聖ニコラスの骨は1087年にイタリアの商人によってバーリに運ばれ

サン・ニコラ聖堂の地下室に眠っていることになっているけれども、

実はこの聖堂の地下に遺骨があるとも囁かれています。

スキャンでモザイク床の地下に墓が見つかったと考古学者らが主張しているそうです。

果たして聖ニコラウスの墓なのか真相はまだ明らかになっていません。

もし、聖ニコラウスの墓だったら、カトリック教会の一大事ですよ!?

#lycianway

 

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