タイ北東部に位置するイサーン地方は、タイのアンコールワットとも呼ばれています。ここには、アンコールワットより古くからある数多くのクメール様式の美しい建造物が点在していて、このピマーイ遺跡の外観はアンコールワットととてもよく似ています。ピマーイはその昔、アンコールワットまで続く道があったそうです。南の正面口から入ると、まず人間界と天上界を結ぶ橋が架けられています。橋の先頭にはシンハー(獅子)が2頭据え、欄干の先端に7つの頭を持つナーガ(蛇神)がついています。橋を渡り、中央祠堂へと続くパッセージをくぐると回廊には、古代クメール文字が刻まれ、祠堂の塔には、シウ゛ァやビシュヌ神などたくさんのヒンドゥーの神々が彫られていいます。そして中央祠堂にはアンコールトムを創設した王ジャヤバルマン7世の像が静かに座禅を組んでいます。訪れる人もそれほどなく、静かでとてもいい空気が流れています。
~食はタイにあり、美味しいパパイヤサラダはイサーンにあり~