英国の誇り 憧れのオリエント急行

 

 

19世紀に英国で蒸気機関車が誕生して以来
大陸鉄道の華やかな時代が幕開け。
後に誰もが憧れる格調高きオリエント急行が誕生。
内装、美酒、美食、全てに贅を尽くした列車は
「動く宮殿」あるいは「走る貴婦人」と称され
今日も人々を魅了し続けています。
オリエント急行のロンドンサイドを疾走する
歴史的列車ブリティッシュ・プルマンの旅で
その気品と上質な英国のひとときを堪能します。

目紛しく時間が巡る現代
時には乗り物の時間軸に心の時計を合わせて
感性を磨く旅も悪くない。

 

 

 

 

 

駅の喧騒から離れた静かな1・2番線ホームの横に
ブリティッシュ・プルマンの乗客専用の待合室があります
入り口にはオリエント急行の正式名
Venice Simplon Orient Expressのサインが掲げられ
この日乗車するエレガントな装いをした乗客たちが
出発までのひと時を過ごします。

 

 

 

 

プラットホームでディキシージャズバンドが
陽気なリズムを奏でると気分は一層盛り上がって
乗客たちは自然と踊りだしました。

 

 

 

 

 

今日は特別SLが牽引する列車が入ってきました。
プルマン・カーと呼ばれる11両編成の
全席一等特別座席車、全て1920年から
30年代にかけて製造された車両です。
アガサクリスティが実際の失踪事件を起こした
出来事を映画化した「アガサ」で撮影に使われたゼナ号
1965年にウィンストン・チャーチルの葬送列車として
使われたペルセウス号など
各車両に名前がありそれぞれ素敵なエピソードや
物語があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純白のクロスが敷かれたテーブルに
ほのかに灯るランプ、VSOEの文字が刻印された
銀製のシルバーウエアが輝いています。

 

 

 

 

 スチュワードが各テーブルに挨拶を交わしながら
グラスにシャンパンを注ぎ、ほろ酔い気分になる頃には
列車もロンドン市内を抜けて
この列車の最大の楽しみであるフルコース・ランチです。

 

 

 

まるで映画のワンシーンのような紳士の佇まい。
これぞオリエント急行です。

 

 

 

時間をかけて洗練された食事を愉しんだ後は
贅を尽くした美術品のような各車両を隅々まで見学です。
「走る貴婦人」と呼ばれるにふさわしく
どれも溜め息のでる内装。特に車両ごとに異なる
トイレのモザイク画は必見です。
もちろん、11車両全てのトイレに入ってきました。
(全てで用はたしませんよ苦笑)

 

オリエント急行といえば
列車旅好きなら一度は憧れる
パリーヴェニス間を走る豪華列車

オリエント急行は夢だけど
そんなに時間に余裕はないしお値段もそれなり。

イギリス内を走るオリエント急行
ブリティッシュ・プルマンは
日帰りから郊外への週末ショート・トリップなど
手の届く値段でたくさんのコースが
日替わりで運行しています。

憧れの「オリエント急行」に乗る夢心地の時間は
イギリスの歴史と伝統を
アガサクリスティの世界すらを感じられる
プチ贅沢なひとときです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8 comments to “英国の誇り 憧れのオリエント急行”
  1. SECRET: 0
    PASS:
    オリエントエキスプレス凄い!!
    貴婦人そのものですね、乗客も綺麗なドレスを召されたご婦人方、ご高齢そうに見えますが、綺麗な色のドレスを素敵に着こなしていますね。
    食堂車?もお洒落ならトイレもお洒落ですね、全部観たいと思われるの判ります。
    私も廻ってみたいと思うでしょうね!!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    オリエント急行。 ☆
    乗ってみたいですね~
    TVなどで何度も見ては、いいなぁ~ 
    乗りた~い、って。 (笑)
    憧れは、憧れのままになりそうだけど。 (笑)

  3. SECRET: 0
    PASS:
    まるで古木良き時代にタイムスリップ
    したような素敵な時間でした。
    寄木細工の壁やトイレ
    全てが格調あるもので
    車両は美術品そのものでしたよ♪

  4. SECRET: 0
    PASS:
    電車に乗るのに、みなさん、かなりな正装?
    レィディ&ジェントルマンの社交場のようですね~。この列車に乗るにはやはりドレスコードが暗黙のうちにもあるのでしょうね~。--;
    ひろみさんも、ドレス姿で乗ったのですか?

  5. SECRET: 0
    PASS:
    ランチトリップだったので
    カジュアル・フォーマルでした。
    私はニットのワンピでしたが
    素敵な帽子とカラフルなスーツ姿
    ビビットカラーのドレス風ワンピのご夫人
    など皆様素敵でしたよ。

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