サンディエゴ が10倍たのしくなる歩き方〜コロナド〜

ダウンタウンの対岸に見えるコロナドシティ
細長い半島の先端に位置する
カリフォルニアの太陽を存分に満喫できるエリア。
ダウンタウンからは車で10分ほどで
車専用の橋で結ばれているので
歩いて行くことはできないけど
１時間毎に運行しているフェリーで束の間
海を感じながら渡ることもできます。
ここにはサンディエゴのランドマークである
歴史と由緒ある「ホテル・デル・コロナド」と
美しいビーチ、瀟洒で穏やかな街を
のんびりと散策したいエリアです。

 

地図左下のオレンジ色の屋根がある
島のようなところがコロナド島。
陸と繋がっているので島ではなく半島になりますが
コロナド・アイランドと呼ばれています。

 

 

「ホテル・デル・コロナド」は「ザ・デル」の名で
親しまれている1888年創業の歴史ホテル。
カリフォルニアがまだ何もない時代に
東海岸やヨーロッパの富裕層たちを
あっと驚かせるために東部で財を成した
２人の男が現在のコロナド市の土地を買い取り
鉄道を建設しインフラを整えました。

 

ホテル内の電気配線はあのエジソンが指揮を執り
当時設置されたエレベーターは今も現役で動いています。
またゲストも大統領からハリウッドの映画スターまで
VIPを挙げたらきりがないほど。ロビーや
メインダイニングのゴージャスな雰囲気は一見の価値あり
ホテルの歴史を訪ねる
ヒストリカル・ツアーも開催されています。

 

オズの魔法使いの著者L・フランク・ボームも
一年に何度と訪れるファンの一人でした。
宴会場であるクラウンルームのインテリアは
彼のデザインによるものだそうです。
キュートな天井のシャンデリアが夢の世界のよう。
毎週日曜日にここで開催されるサンデーブランチは
知る人ぞ知る憧れのランチ。
贅沢な雰囲気と料理は生涯忘れられない
ビュッフェのひとつとなるに違いありません。

値段は８０ドルとお高め。
ですがそれだけの価値はあります。

手前の巨大なカニ足はバターソースで食べると超美味。
カニに目がないのは日本人だけですか？

 

 

 

歴史ホテルでも客室は最新設備を備えた快適な空間。
広々としたバルコニーで
カリフォルニアの海風を浴びて日常を忘れる。
最高な気分です。

 

 

 

 

ザ・デルはマリリン・モンロー主演の映画
「お熱いのがお好き」の舞台となり一躍有名に。
撮影の際に庭の木の枝が邪魔だと
一部を伐採してしまったところ
切り口からは赤い液体が溢れ出したという
曰く付きの木も健在です。
この他、英国王エドワード8世の恋物語など
たくさんの歴史とエピソードが詰まっています。

カリフォルニアの波音を聴きながら
洗練された食事とお酒を愉しむ。
デルには豊かな時間が流れています

ホテルを出てコロナドの街を散策に。
ホテル前のメイン・ストリートは
カフェやレストラン、ブティックやセレクトショップ
が軒を連ねショッピングや雑貨探しも楽しめます。
スーパーもあるので食材のお土産も購入できます。

 

 

ヴィクトリア調の家並みや花が咲き誇る
手入れが行き届いた庭が高級住宅街の
優雅な雰囲気を醸し出しています。
連れているペットもどことなく上品。

 

 

ホテル前の道路を30分ほど歩くと
サンディエゴダウンタウン行きのフェリー乗り場に到着。
一帯にはパブリックビーチや公園
ショッピングモールなどがあり
ロコたちで賑わっていてまた違った雰囲気が味わえます。