全長約6,500メートルの大河アマゾン川。
上流はペルーに位置し、ブラジルを東西に横断して
大西洋に注がれます。
ペルーといえばアンデスやマチュピチュといった
山岳地帯を想像しますが
その国土の60%はアマゾン川流域に該当します。
大河の流れにのって熱帯の奥地へ進めば
太陽に光を反射して真っ白に輝くサギ
ピンクのイルカ、カラフルな動植物たち
そして自然とともに暮らす人々の姿。
スモールラグジュアリー客船に誘われ
これまで見たこのない景色を求めて
魅惑の地を目指します。
ペルー北東部、アマゾン川上流に位置する都市
イキトスの空港に到着すると
クルーズスタッフが出迎えてくれました。
荷物をピックアップして専用車でナウタという
小さな町の埠頭へと向かいます。
移動時間はおよそ90分。
日も暮れ始め車窓からはほとんど何も見えません。
見えるのは月明かりにさらされた椰子の木ばかり。
ここはジャングルの只中なのだと実感します。
埠頭で私たちを待っていたのは
Aqua Expeditions社が所有する「ARIA(アリア)」
客室はわずか16室のスモールラグジュアリー客船です。
旅を共にするのは、イギリス、スイス、アメリカ
オーストラリアと世界中から集まった旅好きたち。
アリアがアマゾン川沿いに点在する秘境の地へと
これから始まる冒険の旅に誘ってくれます。
船に乗り込み緊急避難訓練を済ませたら
さっそくウェルカムディナー。
ジャングルの奥地で旅人たちの胃袋を満たすのは
ペルーに美食ブームに一役買ったシェフ
ペドロ・ミゲル・スキアフィーノが監修する料理。
彼は世界中の美食家を魅了する
「NOBU」のノブ・マツヒサ氏も絶賛する人物。
アマゾンのジャングルで採れる新鮮な食材を用いて
インカ、フレンチ、イタリアン、中華
和食などのエッセンスをしたためた
ワクワクするような料理は
このクルーズの楽しみのひとつでもあります。
ディナーの後はアッパーデッキのラウンジで一杯。
あるいはアマゾンの夜空に輝く
満天の星空を眺めてはいかがでしょう。
22㎡の上質な客室は
「船上の5つ星ホテル」の冠に値する居心地の良さ。
ふかふかのタオルと
もちろんエアコンやバスルームを完備。
熱いシャワーを24時間いつでも浴びられます。
それに加え全面ガラス張りの
大パノラマウィンドウからは
アマゾン川のエキゾチックな景色が流れて行きます。
アリアの船内はダイニングルームにバーラウンジ
展望デッキ、センスの良いブティックに加え
屋外ジャグジーやフィットネスルームも備わっています。
さらにアリアに乗船する水上警察官を含む
32名のクルーたちが乗客の安全を守り
最高の思い出になる旅の演出に余念がありません。
明日はアマゾン川を熟知したガイドたちと共に
テンダーボートに乗り換えてピラニア釣りや
ピンクイルカを探しにアマゾンの奥地へ探検。
明日から3日間アマゾン川を満喫する
たくさんのエクスカーションが待っています。