ハロン湾クルーズの新たな扉

ベトナム北部、世界自然遺産のハロン湾は
ベトナム随一の景勝地の一つ。
海から突き出た無数の奇岩が織りなす
幻想的な景観は欧米人を中心に人気を呼んでいます。
ハノイから車で約3時間半の距離にあり
日本人の多くの旅行者は日帰りを選択しますが
実は日帰りとクルーズ・ステイでは全く印象が違います。
水平線に沈む夕日、降り注ぐ満点の星空
月光に照らし出される奇岩群、朝のもやに霞んだ風景
時刻や天候によって変化するハロン湾の表情は
クルーズ・ステイでなければ見ることはできない。
1泊でもその美しい景色を楽しめますが
2泊ならさらに湾の奥へと船を進ませ
島に上陸したり、カヤックで探検したりと
楽しみは尽きません。

 

 

 

ハロン湾クルーズではもっぱら1泊2日のクルーズが主流。
しかし、2泊した者だけが味わえる
特別な時間を提供しているのが「オウコー」号。
「1泊じゃだめなの?」と言う人へ
2泊をおすすめするもうひとつの理由は滞在時間。
通常1泊クルーズは正午にハロン湾を出港し翌朝には下船。
夕日と朝日のチャンスはそれぞれ1回だけ。
天気が崩れてしまったら美しい景色を見逃してしまうし
正味20時間のクルーズは気持ちにゆとりがないままに
あっという間に戻ってきてしまうものです。

ということで、
オウコー号でゆく2泊3日のクルーズ旅へとご案内します。

朝、ハノイを出発した時は曇り空で
お天気が心配でしたがこちらはみごとな快晴。
同じ北部でも、ハノイとハロンでは
天気が異なることはよくあります。
昨年ハロン湾を訪れたときは
ハノイは青空だったのにも関わらず
途中からバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われ
クルーズは催行されたものの
(悪天候の場合は中止になることもあります)
傘をさして船の外にでたところで当然何も見えない。
テンションは下がりっぱなしで散々でした。

 


それはさておき、
正午、オウコー専用ラウンジにてチェックイン。
入り口のカウンターにいるスタッフに名前を告げて
確認ができたらウェルカム・ドリンクを飲みながら
出航までのひとときを過ごします。
ラウンジでくつろいでいるゲストのほとんどは欧米人。
ラウンジだけを見ても
オウコーは他のクルーズとは一線を画しています。

12時30分乗船。2泊3日のクルーズがはじまります。
ベトナムの青空の下、白い船体が輝いています。
それもそのはず、このクルーズ船は
2012年4月にデビューしたばかり。
そして特筆すべきは船のスタイル。
一般的なハロン湾クルーズ船はジャンク船という
中国風の帆船を模した型になりますが
オウコーは上品でエレガントな面持ち。
より洗練された旅を求める人たちへのクルーズ船といえます。

船は港を離れ、海に浮かぶ奇岩群の間を縫って
鏡のように凪いだ水面を進んで行きます。

スタッフ総出で迎えられ船内へ。
3Fのデッキでウェルカム・ドリンクをいただきます。

スイートルームを含めて総客室数は32室。
一番低いクラスに当たるデラックスルームの広さは約20㎡。
全室にバルコニーが付いているのもオウコーの特徴といえます。
もちろんシャワーは24時間熱いお湯が勢いよく出てきます。
内湾をゆっくりとクルーズするので
バルコニーで過ごす時間もまた最高です。
ちなみに揺れは全く感じません。船旅はしてみたいけど
船酔いが心配な人にもハロン湾クルーズはおすすめです。

こちらは船首側にある白を基調にしたコロニアルスタイルの
ロマンチックなスイートルーム。
軽い運動ができそうなくらい大きなバルコニーが付いています。
船首にあるため両脇に客室はありません。
ハロン湾の景色を独り占めしている気分です。

ハロン湾を眺める広いバスタブも付いています。
気分は映画「インドシナ」ですね。

 


本格的なスパも受けられます。

 

スパの奥にはジャグジーもあります。
これほど充実した施設を持つハロン湾クルーズは
現時点でオウコーだけです。

 

出航して1時間ほど建った頃、無人島に立ち寄りカヌー体験。
波がないので初心者でも簡単に沖まで行けます。
岩の隙間をくぐったり岩を一周したりプチ冒険気分です。
心配な人はスタッフが一緒に乗って漕いでくれます。
晴れていて暑かったこともあり、海で泳ぐ人もけっこういました。

アクティビティ中に沖で停泊しているオウコー号。
優雅なフォルムに西日が当たって輝いています。

シャワーで汗を流した後、デッキに出て
黄金色に海が輝く美しいサンセットも見ることができました。

 

デッキでは夕食前にシェフと一緒にベトナムクッキング。
今日は米粉の蒸し料理バインベオを作ります。
まずはシェフが目の前でデモンストレーション。
そのあとにみんなで作ります。作った料理はみんなで試食。
小皿料理なので夕食前でも全く問題なし。
逆に食欲がわいてきてディナーが待ち遠しいっ!

若いシェフが作るディナーは五行思想に基づく創作料理。
見た目の繊細な美しさもさることながら
正直にすごく美味しい。
地元食材を上手に組み合わせた一皿は毎回が驚きの連続。
そんな食事はクルーズ中の楽しみのひとつでした。
写真は白身魚とブラウンマッシュルームソース。
スチームライス添え。

 

 

食後はデッキバーで星空の下
夜風に当たりながらくつろぎタイム。
ゲストたちは初日からうちとけた雰囲気です。
これもスモールラグジュアリー客船ならではでしょう。
夜の楽しみは飲むだけではありません。
大きなハロゲン照明を海に当ててイカ釣りも楽しめます。
忍耐力さえあれば誰でも釣れます。

ちなみに私は執念で2匹ゲット。
おかげで忍耐力がつきました。

次回に続く!

 

 

 

 

4 comments to “ハロン湾クルーズの新たな扉”
  1. SECRET: 0
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    今日のハロン湾も素敵ですね。
    何時も楽しく拝見しながら、
    旅した気分に浸っています。

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