新・ハロン湾クルーズdays 2-3

ハロン湾クルーズに新しく仲間入りした
ラグジュアリークルーズ船「オウコー」。
21012年4月に就航したばかりの威風堂々と浮かぶ
純白の優雅な船体は他のクルーズ船とは一線を画しています。
船内にはデラックスホテル同様の設備が備わ
り美しい景色の中を移動しながら過ごす時間は
映画「インドシナ」の主人公にでもなった気分。
そんなオウコー号で過ごす2泊3日
リポート後半をお届けします。

オウコー号の名前はベトナムに古くから伝わる
物語からその名がつきました。それは、
龍の王ロンクァンと天の王の娘オウコーが結婚して
100人の子を産みました。50人はオウコーと一緒に山へ
50人は王と一緒に海 へ子孫繁栄の旅にでました。
山に行った人々はヤオ、モンなどの少数民族になり
海に行った人々はキン、ムォン、タイ族の祖先となったと
言い伝えられています。

ベトナム国民は龍王とオウコーの子供というわけです。
オウコーはベトナムの母ということですね。

またハロン湾は漢字で「下龍」と書き
龍が降り立った伝説があります。
オウコーが再び龍王に会えるよう
船のその名をつけていたとしたら
とてもロマンチックな話ですね。


朝5時30分、少し早めに起きて
日の出前の静寂な時間を楽しみます。
この景色の中にいるだけでも
クルーズステイの価値があるでしょう。


日の出間近の湾は一面ピンク色に染まっています。


太陽が岩の影から昇ってくると、今度は黄金色に。

スタッフがインストラクターとなって
朝のハロン湾の洋上で太極拳のレッスンです。
見よう見まねですが心地よい疲労感。
一日を元気に過ごせそうです。


朝の景色を眺めながらの1杯のコーヒーも格別です

朝食の後は手漕ぎボートに乗って水上集落を訪問。
海に暮らす人々の生活を垣間見ることができます。
ハロン湾内にはいくつかの水上集落が存在します。
人々が水上で暮らし始めたのは19世紀のはじめころ。
水上生活者のほとんどは漁業を職業としており
捕れた魚を売って生計を立てています。
そのため、多くの家の前には生けすがあり畜養も。

各家で番犬も飼っています。家と家をロープでつなぎ
さらに近くの島にロープで係留され
流されないようになっています。
また、水上生活のインフラが気になりますが
陸上生活者と同様に電気も使用しています。
といっても陸から電線を引くのでなく
各戸で発電機を持ち夜間など必要な時間に
発電して使用しています。
郵便物も受け取れます。生活する上での問題はごみとトイレ。
大きな村では1日1回ごみを回収する船がやってきて
ゴミ処理場にした無人島で処分しています。
トイレ排水に関しては現状何も処理されていません。


比較的大きな集落のVung Vieng村を訪れました。
簡素な商店や学校もあります。
授業の風景を楽しみにしてきましたが
訪れた日は週末とあって子供たちはいませんでした。



教室にはPCが3台設置されていました。


続いて同じ村内にあるアコヤ真珠の養殖場。
真珠を取り出す作業風景が見られ
真珠アクセサリー販売店もあります

船に戻ってデッキでベトナム茶の紹介と
ティーセレモニーのデモンストレーション。
欧米人のゲストがたくさん集まっていました。
ベトナム文化に触れるひとときを設けているのも
オウコーならでは。


午後はハロン湾でもっとも大きな島
カットバ島でサイクリング。
近年、市街地周辺は開発が進み
リゾートホテルも続々登場していますが
上陸したのは東側のなにもないところ。
船着き場にマウンテンバイクとヘルメットが用意され
自分サイズの自転車を探したら出発。
自転車に乗れない人や体力に自信のない人は
スタッフとともに5キロ先の村までのんびりウォーキング


サイクリングというので景色を楽しみながら
鼻歌でも歌ってルンルン走るのかと思いきや
激しいアップダウンの上にほとんどが未舗装のでこぼこ道
鼻歌なんて歌っている余裕はありません。
5分で汗だく。脱落者もちらほら。
そうはいっても緑の中を走る爽快感は格別です。

30分ほど走って村に到着。
おそらく100人くらいが暮らしていそうな小さな村です。


庭先で新聞を呼んでいたり
穀物を干している長閑な風景に癒されます。

オウコー号で提供される野菜は
ここで村の人によって有機農法で育てられています。
クルーズで立ち寄るだけでなく
農作業を任せることによって
村に仕事が生まれ賃金が発生する良い仕組みです。

サイクリングでかいた汗を流し一休みしたら
オウコー最後の夜はデッキにて
豪華なビュッフェパーティー。
この時点でみんなもう仲間。
これも少人数クルーズの醍醐味です。
ディナーが終わっても誰も部屋に戻ることなく
バーで最後の夜を惜しむように語り合っていました。

そんな中でも、私は昨夜に続き最後の夜もイカ釣り。
忍耐力の鍛錬。結果は1杯。
棒に垂らした糸にくくりつけた疑似餌にひっかかるほど
イカもバカじゃなかったようです。


下船の朝も見渡す限り素晴らし景色。
これこそハロン湾クルーズの醍醐味です。


同じ景色には2度と会えない。何度見ても美しい景色。

朝食前にスンソット洞窟を訪れます。
スンソットはベトナム語で「驚き」を意味します。
探検家が巨大な鍾乳洞に驚いたことから
名付けられたとのこと。
広さはおよそ1万平方メートルで高さは最大30メートル。
ハロン湾で最大の鍾乳洞になります。

鍾乳洞内はライトアップされ
ちょっとしたアミューズメントパークのようです。

洞窟を抜けた先は展望台になっていて
ハロン湾のパノラマを一望できます。


船に戻って最後のフェアウェルブランチをいただきます。
スタッフ全員が揃ってお別れのご挨拶。
内容が濃くてあっという間の2泊3日でした。
今となっては1泊では全然足りない。
ハロン湾は実に多彩な顔を持つ世界遺産だと知りました。

船長室に出向いてキャプテンのグエンさんにもご挨拶。
弟さんは神戸で船関係の仕事に就いているそうです。

最後にホテルとみまがう船内の廊下。
これだけでもラグジュアリー感が伝わってきます。
安さを求めるベトナム旅もいいけれど
非日常的な贅沢が少々頑張れば手が届くのもベトナムの魅力。

これからは贅沢をしにベトナムに行くという
旅のスタイルも主流になりそうです。

4 comments to “新・ハロン湾クルーズdays 2-3”
  1. SECRET: 0
    PASS:
    ベトナム、いいですよね~ ☆
    私も好きな国のひとつです。
    ご紹介の船は、先日TVで見た船のようです。
    乗船したいですね~☆
    ドラゴンフルーツもお洒落な料理になってますね。
    基本ベトナム料理は大好きです。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    実家は、ベトナム?フィリピン?
    なんて、言われたことがあるので、、ついつい故郷に帰った感情で画像を見てました(笑)( ´艸`)
    ま、冗談はさておき、、、
    子供さんの姿と観光客?の自転車の二人ずれが、この時、どんなコミュニケーションをとっていたのか気になります(笑)
    自然と都会がまじりあう、この不思議な環境が魅力的ですね。(*^▽^*)

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