ベトナム中部の世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園内にある世界でも貴重といわれる太古の洞窟は気軽に地底探気分を味わえるとあって今欧米人を中心に人気急上昇中のスポット。そこはどんな世界なのか？ 
ラオスとの国境に接するフォンニャ・ケバン国立公園は最寄りの街ドンホイから北西に約50キロ。車で50分ほどのところにある世界自然遺産アジア最古のカルスト地帯を擁する国立公園です。 ここには大小300以上の洞窟があるといわれ中でも比較的アクセスしやすい３つの洞窟が入り口から1キロほどが見学可能になっています。さらにその奥を行く探検ツアーもありますが、入り口付近を見学するだけでも十分圧巻。３つの洞窟を巡るにはドンホイでツアーに申し込むか自由に行動したいならタクシーチャーター。ツアーはランチと入場券付きで6000円程度。個人で行く場合は下記を目安に。タクシーとボート代は人数で割れるので現地で旅トモを探すのも手です。 ・チャーター代相場：120,000ドン(6,000円)・フォンニャ洞窟：150,000ドン(750円)・ボート代：320,000ドン(1,600円)・天国の洞窟入場料：250,000(1,250円) 
まずはボートに乗りながら素晴らしい鐘乳石が見られるフォンニャ洞窟へ。 
川岸に暮らす人々のどかな田園風景に癒されながら30分ほど川を進むと洞窟の入り口が見えてきます。ボートに乗ったまま真っ暗な洞窟の中に進入すると・・・ 
天井から巨大な鐘乳石が川底から石筍がニョキニョキ。フォンニャとは「風の牙」を意味します。洞窟内はまるで怪獣の口内を探検しているよう。総延長は8kmですが進めるのは1キロほど。それでも十分に楽しめます。1990年に英国の探検隊が地下及び水中の地図を作成し世界三大洞窟に認定されています。水量が増す10～12月は洞窟に入れないこともあります。 
フォンニャ洞窟の上層には「仙人の洞窟」と呼ばれる別の鍾乳洞があります。ボートを降りて500段の階段を上ります。上下の洞窟は繋がっておらずそれぞれ独立した洞窟。２億5千万年の時を重ねて、さまざまな形になった無数の鐘乳石に地球の驚異を感じずにいられません！以前は洞窟内を自由に歩くことができましたが現在は自然保護のため木道を歩いて進みます。 
フォンニャ洞窟のボート乗り場から車で30分ほど走ったところにある「天国の洞窟」は2010年に公開された比較的新しい洞窟。 
エントランスから洞窟がある山の麓までは1.5キロほど歩きます。麓までは有料カートでの送迎もあります。カートを利用しても洞窟がある山の上まで500段ほどの階段を足で上ります。 
階段を上りやっと洞窟の入り口が見えたかと思えば今度は300段の階段を下りて地底へ。
目の前に広がる景色はまるで宇宙。洞窟の広さは
３１ｋｍと巨大。見学できるのは入り口から１ｋｍ。
洞窟を覆う青色や黄色の壁繊細な鐘乳石はもはや芸術。
本当にここは地球？と幻想的な光景に圧倒されます。
実はここ、ドンホイにある「サンスパ・リゾート」が
運営していてホテル内のレクリエーションデスクで
7キロ先まで行く1日探検ツアーを申し込めます。
予約制で料金は重装備とランチ込みで
ひとり1万3千円ほど。
近頃は多彩なツアーが組まれていてガイド同行の洞窟＆ジャングル探検ツアーやジップラインで川を渡ったり泥まみれになってはしゃげる1日ツアーなども人気。詳細は「フォンニャケバンツーリズム」でチェック！ 普通の観光旅行では飽き足らない人野生の本能を呼び覚ましたい人はぜひ！ 取材協力：ベトナム航空
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凄い穴場ですね～
自然が創り出した芸術、
是非訪ねてみたいです。
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これからメジャースポットになりそうですよ！ぜひ行ってください。