チェンマイの屋根 ドイステープ寺院

「ドイステープ寺院に登らずして、チェンマイに来たと言うべからず」といわれるくらいのマストスポット。チェンマイの市街地から14キロ離れたステープ山の山頂近くに建立された北タイで最も神聖な寺院。今も人々の篤い信仰を集めています。

 

1383年に当時の第6代クーナー王は、インドから譲り受けた釈迦の仏舎利を安置する場所を白いゾウに委ね建立しました。ゾウはステープ山を登り頂上で3度鳴き声をあげて死んでいったそうです。王はゾウが倒れた場所に仏舎利を安置し塔を立てたのが始まりと伝えられています。

大理石の像はステープ山の麓から寺院までの道を村人とともに整備したシーウィチャイ高層。彼のおかげで一般市民も参拝できるようになりました。このほかも、ビルマ占領を経て荒廃した北タイの寺社の復興、修復に携わりました。チェンマイに世界から観光客が訪れるのも、高僧の尽力があってこそでしょう。今はケーブルカーが頂上まで運んでくれます。

寺院のシンボル、眩しく輝く黄金の仏塔の周りをお経を唱えながら時計回りに3周して敬意を表しましょう。お経がローマ字表記されたパウチが置いてあります。寺院は標高1080mにあり、お天気が変わりやすいので羽織れるものを用意して訪れましょう。

 

「あなたは何曜日生まれですか?」タイ人は,自分が生まれた日が何曜日かを知っています。 お寺には「プラ・ブラチャム・ワン」という曜日毎の仏像が並んでいるところがあり,自分の生まれた曜日の仏像を拝みます。

自分が何曜日生まれか知りたい人はこちら

 

軒下で風鈴のように風になびくのはガディン。ハートの部分にお願い事や名前を書いて祈願します。

 

本物のエメラルド仏像はバンコクの「エメラルド寺院」に安置されています。こちらはガラス製ですがとても美しいです。

 

本堂ではお坊さんがお浄めの聖水をかけてくれます。

 

近年は山火事が多発しているとのことで、5月8日に起きた大規模な山火事が、6月下旬に訪れた当時もまだくすぶっていました。原因は自然発火だそうです。

 

展望台からはチェンマイの街を一望。チェンマイが山に囲まれた盆地にあることがわります。チェンマイは「新しい街」という意味で、ランナー王朝の初代王であるメンラーイ王とパヤオ王国の最盛期を築いたガムムアン王、スコータイ王国のラームカムヘン王の3人で盟友を誓い、ここに新しい都を築くことを決めたそうです。なんかいい話。

 

展望台の東屋の柱や天井には、仏さまの一生が描かれています。個人的には柱と天井画だけで1時間過ごせます。

 

帰り道は300段の階段を下りて下界に戻ります。

子犬が有袋動物風にポッキーのエプロンから顔をだし瞑想中。

かわいい。

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