ハワイ4島をクルーズで巡る 一味違うハワイの旅 Day3

午前3時。ハレアカラの頂上でご来光を拝むため、船を降りて専用バスに乗り込みます。標高3055mのハレアカラ山頂付近は、夏でも10度を下回る寒さとなるので、ダウンジャケットを持参。持っているだけでも暑苦しい。なんていってられるのは今のうちで、山頂で車を降りた途端に寒さで車内に引き返しました。
太陽がない山頂は10度を下回る上に強風で何も聞こえない、暗くて何も見えない。
ようやく周囲が見えるようになった頃に車を出て、ベストポジションを狙います。
 
空がピンク色に染まって来ました。雲海の向こうにハワイ島のマウナケアがくっきり見えます。なだらかな実に美しいシルエット。地上とは全くの別世界に感動します。
 
いよいよ太陽が昇って来ました。待ち望んでいた光は雲海を照らし一面に輝きを放っています。まさにハレアカラ=太陽が住む家を意味する通り、光に溢れた世界。新しい1日の始まりという言葉がふさわしい光景。寒さに耐えて待った甲斐があります。
 
ハワイ諸島の限られた山上にのみ知られる銀剣草(シルバーソード)。大群落はハレアカラのクレーター内にしか残っていないそうです。銀色のとがった葉を円盤状に(ロゼット状)に出し、背の高い花穂を伸ばして一度花が咲くと枯れてしまいます。
 
銀剣草の案内板。銀剣草は6月から10月にかけ、大きいものは高さ2mもの茎のまわりに花をびっしり咲かせます。花をつけるまでに、数十年かかるものもあるとのこと。
 
一度花を咲かせて種を残すと枯れてしまいます。手を触れると法律で罰せられます。
 
朝は雲海に包まれていたハレアカラも、夕方は雲ひとつない丸裸状態。船からも良く見えます。午後6時の出港の汽笛が鳴ると、どこからかザトウクジラが現れ、別れを告げるようにしばらく船と並行して泳いでいました。ハワイ島ヒロに向けて出発です。
 
船内は食べ放題がゆえに食べ過ぎが気になったら6Fのウォーキングトラックへ。外周約550メートルのジョギングトラックを気がすむまで走りましょう。
 
たっぷり汗をかいたら、メインビュッフェダイニングのアロハカフェへ。朝から晩まで充実した料理とデザートがずらりと並んでいます。
 
今晩はフォーマルナイト。フォトプロに撮影してもらうその前に、マンダラスパの24カラットの極上フェイシャルで、絹のようになめらかで輝くお肌へと導いてもらい、遊び疲れた体をストーンセラピーでほぐしてもらいましょう。
 
続く。

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