世界遺産 天空の城 マサダ

ヘブライ語で「要塞」を意味するマサダ。
死海を見渡す断崖上に紀元前1世紀にユダヤ王国の
ヘロデ王が築いた冬の離宮があります。
巨大な食料庫や貯水槽を備えた宮殿は
後にローマ軍に抵抗するユダヤの民の要塞となり
そして悲劇の舞台となるのでした。

 

 

 

マサダは紀元前100年頃に要塞として建設され
その後ヘロデ王の統治下において
宮殿として増築されました。
宮殿内には高度な技術で造られたいくつもの
サウナや冷、温水風呂などの充実した入浴施設
12の巨大貯水槽、数年分の食料を保管できる
貯蔵庫なども備わっていました。
特に貯水槽は、砂漠の真ん中で
わずかな雨も漏れなく集めるように設計され
実に4トンもの水を貯めることができました。

人間は凄いです。

 

 

 

ヘロデ王の宮殿時代にはローマ風の
壮麗な装飾で彩られ床や壁に施された
美しいモザイク画を現在も見ることができます。

要塞からは死海を見渡します。
壮大な景色を眺めたり
マサダ要塞をじっくり見学するには
暑さ対策が不可欠です。
水分補給はもちろんのこと
体感温度40度を越えるため
10分と外にいると頭がぼっーとしてきます。

マサダはユダヤ人にとって一生に一度は
訪れなければならないほど重要な場所なのです。
それはヘロデ王の死後、ユダヤ王国はローマ帝国の
支配下に置かれますが、ローマの圧政に耐えかね
ユダヤ人が反乱を起こすも70年に都エルサレムは陥落。
追われたユダヤ人約1000人がマサダに立てこもり
1万人に及ぶ圧倒的なローマ軍を相手に
2年以上も籠城を続けます。
しかし、とうとうマサダも陥落。
捕虜になることを厭い女性と子供7人を残し
全員が自決を選びます。この時から
ユダヤの民は、1948年にイスラエルを建国するまでの
約2000年間、世界に離散することになったのです。
悲劇の舞台となったマサダは

ユダヤ民族結束の象徴となっています。

イスラエルには「マサダは二度と陥落しない」という
言葉があります。悲劇を二度と繰り返さない決意です。
そしてイスラエル国防軍の入隊宣誓式がマサダで行われ
この言葉が謳われます。

 

 

 

2 comments to “世界遺産 天空の城 マサダ”
  1. SECRET: 0
    PASS:
    「紀元前1世紀、ユダヤ王国の
      ヘロデ王が築いた冬の離宮」
    とても興味深く拝見しました。
    技術もさることながら、
    凄い文化を持っていたのですね。
    fusan,
    マサダのこと全くしりませんでした。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    ヘロデ王の前にすでに要塞としての基盤ができていて、それを宮殿仕立てに増築したそうです。
    確か、紀元前300年頃のアレキサンダー大王がイスラエルを征服した時代だったと聞いています、

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