
テキサス州西部の砂漠地帯に佇む小さな町マーファ。
ここはミニマルアートを代表する芸術家
ドナルド・ジャッドの意思を引き継ぐチナティ財団の
存在に惹き寄せられたさまざまな分野のアーティストが
移り住みエッジーな選りすぐりのモノと
人との出会いがある特別な場所。

マーファにはドナルド・ジャッドばかりでなく
無名から著名に至るまで小さなギャラリーがたくさん。
中にはギャラリーだと思って入ったら
アトリエだったなんてこともあり、突然現れた
アジア人にも快く制作中の作品を見せてくれました。

本屋さんで小鳥の画集を買い求めると定員さんが
「私が大好きな本。最後の一冊なの。見納めさせてね」
とパラパラと画集をめくって「さようなら」と。
そんな会話ができるのもマーファらしい。
ブックカンパニーの延長にあるのがホテルのロビー。上の写真だと奥が本屋で手前がホテルのロビー最近美しく改装された「ホテル・セント・ジョージ」はマーファの新しいアイコンとして人気。女性シェフが腕を振るうレストランは予約なしでは食べられないほど。バーで食べたバーガーも相当美味しかったです。

町から少し離れた広大な草原の中にテントや
インディアン風のティーピーモンゴル風のゲルに
トレーラーといったユニークな宿泊施設が点在し
セルフキャンプもできる「エル・コスミコ」。
不定期でライブやイベントも開催されていて
60年代のカウンター・カルチャー的なノリが
若者や当時ど真ん中青春時代だった大人に人気の宿泊施設。

スペイン語しか通じないブリトーのお店。メキシコ人一家が作るブリトーは本場の味。
ブリトー屋さんの裏庭ではキヌアのサラダやマカのスムージーなど健康食ランチを提供するフードトラックがあります。チーズとお肉たっぷりのブリトーと健康志向サラダを一緒に食べて中庸中庸。
マーファで一番人気のフードトラック「フードシャーク」。ランチどきを外して訪れたのにもかかわらず50分待ちで断念。メニューはギリシャ・中東料理プレート。フードゲットしたオネエさん実に嬉しそう&羨ましいオープンは木—日11:30〜15:00。
コインランドリー&カフェ「タンブルウィード・ランドリー」。タンブルウィードは草原を転がる回転草のことで乾燥機の中で転がっている衣類をイメージしたのね。ランドリーとカフェを一緒にするとは名案。それにしてもマーファはシャレがきいている店名が多い。ベトナムの麺「フォー」の専門店「マーフォー」ざぶとんあげます。
こちらは花屋とベーカリーが一緒になった「Buns N’ Roses」。アクセルローズは働いていませんがアメリカンダイナー的な雰囲気がいい感じ。店内はマーファ老人クラブの寄り合い処のようになっていて朝はコーヒーとパンケーキを食べながら元気におしゃべり。ちなみに営業時間は木〜日07:00〜14:40まで。フードシャークといい働かないねえ。

メイン通りのサンアントニオ通り沿いに立つ人気のビストロ「コチニール」。夕方5時半の開店と同時にあっという間に満席。昨年まで日本人のシェフがいたので和テイストがアクセントの料理もあります。現在はメキシコ人シェフによるフレンチ・メキシカンそれももかなりレベルが高い。
砂漠の果の町は都会の上を行っていました!
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