クメール王朝始まりの地へ

今からおよそ1200年前にインドネシアのジャワによる
支配を受けていた時代からの解放・再統一を実現した
ジャヤバルマン2世。神王崇拝を民の新たな信仰として
興して以降、栄華を極めるクメール王朝が始まりました。
ヒンズー教の聖山、須弥山と聖なるガンジス川を彷彿とさせる
プノン・クレーンで即位の儀式が行われました。

 

アンコール遺跡観光の拠点となるシェムリアップから
北東へ車で1時間半ほど走った山の中に
シェムリアップ川の源流がある
プノン・クレーンと呼ばれる山にたどり着きます。
お正月という時期も重なり
プノン・クレーンはたくさんの人で賑わっています。
神聖な水とされているため
普段は川で遊ぶなどという行為は
禁止されているそうなのですが
お正月(水掛祭り)だけは特別に
というよりお祝いムードのノリで
水を掛け合って楽しむようです。

無邪気な子供たちの仕草に癒されます。

はしゃぎまくっている子供たちの横では
真剣に禊をする人もいます。
石畳のように見えるものは
川底の岩に彫られた千体の男性器を表すリンガと
女性器を表すヨニと呼ばれるヒンドゥー教に伝わる
エネルギーと繁栄を象徴する偶像。
リンガとヨニの上を水が流れることによって
聖なる水となり川下のアンコール王朝に
繁栄をもたらしたと信じられます。
ビシュヌ神とブラフマー神も彫られています。

川のすぐ近くには、高さ10メートルの岩山のてっぺんを
全長9.4メートルの巨大な涅槃仏に彫って祀っている
プリア・アントンがあります。

僧侶たちが列をなして寺院に向かうところでした。

 

 

階段を上り詰めると岩山があります。

岩山にそって作られた階段をさらに上っていきます。
涅槃物が彫られてあるてっぺんの部分は
建物で覆われているので
頂上まで上らなければ拝むことができません。

 

ようやく着いた岩山の頂上部分には
拈華微笑の優しい微笑みを浮かべた
仏さまの横たわっている姿が丸彫りされています。
安らかお顔は参拝者の心に平安を与えてくれます。
いつまで見ていても飽きることのない仏さまでした。

写真を通して癒されて下さい♪

2 comments to “クメール王朝始まりの地へ”
  1. SECRET: 0
    PASS:
    以前カンボジアに行った時に、素晴らしい~!また行こう!と、思っていましたが、
    ひろみさんのブログを見て、更に!また行かなければっ!と思いました。
    そのうちに、また必ず、訪れたいです。≧(´▽`)≦

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