ビッグアイランド 西海岸ドライブ

ビッグアイランドとも呼ばれるハワイ島。島の外周は約400キロ。公共の交通機関はたまに見かけるバスのみ。広大なハワイ島での移動車は不可欠。それに、気持ちの良い海岸沿いを走り、小さな町を気まま散策するのは、この島の魅力のひとつでもあります。海外で車の運転と聞くと緊張するかもしれませんが、ハワイ島はゆったりとした島。ホノルルのような市街地もないので落ち着いて運転することができます。運転免許を持たないなら車を1日チャーターする方法もあります。
 
キングカメハメハが見守るノースコハラ
 
ノースコハラはハワイ島北西部の半島のように突き出たエリア 。半島の突端はカメハメハ大王誕生の地です。まずは偉大なカメハメハ大王に謁見しにカパアウの町へ行きましょう。この銅像は1880 年にヨーロッパで鋳造されたのですが、ハワイへの輸送途中に船が難破し、フォークランド諸島の沿岸で沈没してしまいました。1912 年に奇跡的に発見され、カメハメハ大王生誕地に近い現在の場所に置かれることとなりました。誕生の地へはカパアウから道を戻り海岸方面に向かって20分ほど。
 
カパアウの隣町のハヴィは2ブロックほどの小さな町。かつては製糖産業の拠点として栄え、日系人が多く暮らしていました。現在は日本人の名前が刻まれた建物に、アートギャラリーや個性的なジュエリーショップ、カフェなどがあり、のんびり散策するのが楽しいところ。コハラコーヒーミルに居候しているトロピカルドリームスアイスクリームが絶品!
 
半島の付け根あたりにある神殿遺跡プウコホラ・ヘイアウ。ハワイ語で「クジラの丘の神殿」を意味するプウコホラ・ヘイアウは、1790年にカメハメハ大王によって建てられた戦いの神クカイリモクを祭るための神殿。 ハワイでも数少ない大規模な宗教的構造物です。一見地味ですが 、神殿は68 x 30 メートルの大きさがあり、壁の高さは 6メートルとかなり存在感があります。アメリカの国立公園と同じ管轄になります。
 
さらに45分ほど南下するとハワイ島一番の観光地カイルアコナ。カイルア湾に沿ったアリイ・ドライブ沿いには、ショップやレストランが並び、たくさんの人で賑わっています。かつてここはハワイ王室の保養地だった場所。カメハメハ大王は亡くなるまで、現在のキングカメハメハズ・コナビーチホテルの近くで晩年を過ごしました。 ホテル敷地内に立つ質素な佇まいのアフエナ・ヘイアウは、農耕の神「ロノ」が祀られる大王の隠宅としても使われた神殿。国定歴史建造物に指定されています。夏の離宮フリヘエ宮殿と1820年に創始したハワイで最初に建てたモクアイカウア教会は必見でしょう。
 
海岸にカメが漂着?誰一人として気がついていないのか、気にならないのか、指をさす人もいない。寄せる波に揉まれながら漂っているカメ。日本でこんな光景ありえないですね。

オハフ島のビーチフロントはほとんどがリゾートホテルに占拠されているので、真っ青な美しい海を目の前に立つレストランはハワイ島ならではといえるでしょう。
 
カイルアコナから山側の旧道をドライブ。一帯はコナコーヒー農場が広がるコナコーヒーベルトと呼ばれ、日本のUCCやドトールコーヒーの農場も。ケアウホウストアはそんなコーヒーの香りに包まれた旧道沿いにあります。
 
ここは1919年に「佐々木商店」として開業しました。現在はアメリカ人のBrown夫妻が譲り受け後を継いでいます。野菜や日用品からアロハシャツ、お土産グッズ、自家農園コーヒーからホームメイドクッキーなどなど、店内はまるでワンダーランド。店の奥と2階は佐々木商店時代の資料などが公開されています。
 
シュウィンの看板に時代を感じます。
 
西海岸のゴージャスなピンクサンセットも見逃せません。
 

夜はマウナラニリゾートの敷地内のショップ・アット・マウナラニにあるブラッセリー「BLUE ROOM」。手頃な値段でどれを食べても美味しいとあって、いつ行っても混んでいます。
 
タップも揃ってます。せっかくなのでコナ地ビールのロングボードラガーはいかが?
 
メインかっ!とスタッフに突っ込みそうになるボリューミーなサラダがすごく美味しい。シェアしていろいろ食べたいお店です。

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