愛の町

地球にペタ

ルソン島北部にある世界文化遺産のビガンの町並みは
16世紀、スペイン植民地時代に建てられた家並みが
そのまま残っている東南アジアでも数少ない町。
当時のフィリピンにはこんな素敵な町並みがたくさんあったのに
今はほとんど残ってないのは
第2次世界大戦で日本軍が退却する際
町のほぼ全てを焼き払ってしまったから。
でも何故この町は残ったのか?
それは、町が愛によって守られたから。
当時、フィリピンに駐屯していた日本軍の大尉は
現地の女性と恋に落ちて結婚し、2人の子供を授かりました。
その後ビガンに着任してここでの生活がスタートしました。
高橋大尉は、周囲から温厚で英語が堪能な日本人として慕われた存在でした。

約1年半が過ぎた頃、海岸沿いに進撃を続けた
米軍部隊がビガンを攻撃する状況にまで切迫し
とうとう上層部から「町を焼いて撤退せよ」
との指令が下されました。
悩み苦しんだあげく
親しくしていたドイツ人神父の元に妻子を頼みました。
神父は、ビガンの町を焼き払わない事を条件に受けました。
妻子とビガンへの愛が大尉を
町を残して撤退することを決断させたのでした。
そして、米軍攻撃の前夜、日本軍は町をそのままに
静かに撤退して行きました。
翌朝、既に町に日本軍はいない事を米軍に知らせ
米軍もビガンを砲爆撃する事なく済みました。
その後の高橋大尉とその部隊は、山中で全滅しました。

神父に守られた大尉の妻と娘は
それぞれ幸せを掴み戦後もしっかりと生き抜きました。
こうしてビガンの町は残り、平和な時代の現在
世界文化遺産に登録されています。
これが愛に守られたビガンの物語。


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□アクセス
マニラより国内線でLaoag(ラオアグ)へ約1時間
空港から車で1時間30分
途中には世界遺産のパオアイ教会もあります。

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