ベトナム北部を巡る旅〜 自然と歴史に抱かれたニンビン

ハノイから車でまっすぐ南に2時間。
田園風景と奇岩が美しいニンビン省
奇岩を背景に広がる水田のあいだを
舟で巡るボートツアーをはじめ
日本ではあまり紹介されていない見所が多いエリア。
ハノイから日帰りでも十分楽しめるけれど
滞在してゆっくりと過ごすのもおすすめ。
早朝の霧に浮かぶ幻想的な風景や
朝夕に姿を見せるという野生動物に出会うチャンスも!

ボートツアーの乗り場までの2キロほどの距離を
牛車に揺られ農村のあぜ道を30分ほどかけて
のんびりと進みます。歩けばもっと早く着きますが
これもアトラクションのひとつ。
村のおもてなしです。
学校帰りの自転車に乗った子どもたちが
牛車のへりにつかまって楽ちん走行して楽しんでいます。

竹編みの少々頼りない小舟に乗って水郷を巡ります。
舟を漕ぐのは女性の仕事。アジアの女性はどこでも働き者。

小舟でどんどん奥へと進んで行きます。
聞こえてくるのはオールが水をかく音だけ。
水辺には白サギが羽を休め
白ヤギが岩から岩へと飛び跳ねています。
朝夕なら餌を探すサルたちにも会えるそうです。
緑と水墨画のような美しい景色に目と心が休まります。

「3つの洞窟」を意味するタムコック
ボートツアーのハイライトは洞窟くぐり。
1時間ほどのツアーなら1つ、1.5時間で2つ
2時間以上のボートツアーなら3つの洞窟を制覇できますが
2時間も竹の小舟に乗っているのはかなりしんどいでしょう。
1.5時間でも十分おしりが痛くなりました。
漕ぎ手はしんどくなると器用に足で漕ぎ始めます。

タムコックから車で20分ほど走らせたところにある
ベトナムカトリック教会の総本山「ファットジェム教会」。
1627年、ポルトガル宣教師が船でニンビンに辿り着き
ここから布教活動がはじまりました。
1875年から1899年の間に建設され
約2ヘクタールの広大な敷地には教会
湖、鐘楼、チャペルなどが並びます。

教会の正面は石造でゴシック様式と
ベトナムのパゴダ建築の折衷様式が
不思議な雰囲気を醸し出しています。


教会はどことなく寺院にも近い雰囲気。
朱色の柱に天井や壁の装飾に蓮の花や菊の文様など
仏教風のモチーフが教会内にちりばめられています。
馴染みのある様式を取り入れて
カトリックを浸透させようとした努力が伺えます。

この日はちょうど3聖人の誕生日で
これから盛大なミサが行われるとのこと。
華やかなアオザイを身にまとった
たくさんの女性たちが教会を訪れていました。
学生や店員のアオザイではなく
一般女性の正装としてのアオザイは色鮮やかで
裾をなびかせて歩く姿はまるで天女のようです。


2 comments to “ベトナム北部を巡る旅〜 自然と歴史に抱かれたニンビン”

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