屋台から三ツ星レストランまで マカオ☆フードファイト—中編—  

マカオフード☆ファイト旅の続編。
一日を終えての感想。マカオ料理は、大航海時代から
マカオが背負ってきた歴史が大きく反映しています。
かつて交易の拠点だった町を示すかのように
各国の食材は実に絶妙に融合し
どこで何を食べてもハズレがないのが不思議。
今日はどんな料理と巡り会えるのか。
期待胸を躍らせレッツゴー!

本日の一番目はセナド広場すぐ近くの老舗パン屋「金馬輪」
朝からたくさんの地元客で賑わっています。
人気はポークチョップバーガー。でも食べたのはカレーパン。
お店の奥で焼いているパンが次々と並べられてゆきます。

 

パイ風のサクサクとした生地に
キーマ風のカレーを包んだもの。
朝よりはおやつに最適かも。

続いてセナド広場と金馬輪の間に立つ
4階建てのローカル市場食堂「營地街市熟食中心」へ。
1階は野菜売り場。
エスカレーターで2階へ上ると鮮魚売り場。
そして3階は肉売り場。
そこでは豚牛肉と生きた鶏をその場でさばいています。
中国圏ではよく見る場面ですが、うーんちょっと厳しい。
でも、絞めたてこそ美味しいのです。感謝。

4Fの食堂街へ。お目当てはカレーラーメン。
結構食べている人がいました。
汁は真っ赤で台湾の牛肉麺のようですがしっかりカレー味。
柳麺にカレー味スープが絡まりつるっと食べられます。
細麺で器が小さめなので他にも色々食べられます。

 

 

 

セナド広場から10月初五街の古い商店を覗いて
元遊郭だった通りが飲食店街に生まれ変わった福隆新街へ。
しかしまだ時間が早いこともありほとんどのお店が開店前。
そのまま東側の新口岸地区へ。
マカオ半島は地図で見るよりも狭いので
たいていの場所へは歩いて行けます。
腹ごなしの運動にもなりますし。一石二鳥。
リオホテル前の地元人に人気のマカオ料理レストラン
「新口岸」でちょっと早めのランチをいただきまます。

 

 

 

 

オーダーしたのはやはり、アフリカンチキン。
こちらはカレーベースのタレに
ペースト状にした玉ねぎなどの野菜を加えて
漬け込んだ鶏肉をグリルしたスタイル。
皮はカリッとパンチの効いた辛さ。
フレッシュならではのふわふわでみずみずしい
鶏肉のコラボが絶妙です。

 

バカリャウ(干しダラ)と、ジャガイモと卵の炒め物。
代表的なポルトガル料理のひとつ。
揚げた細ギリのポテトのサクサクとした食感
塩気のあるタラを卵で包んだご飯にぴったりのおかず。
この飯泥棒っ!

 

 

デザートを求めて昔の波止場近くで
賑わっていたエリアの十月初五街へ。
今も当時から続く古い商店が軒を連ねています。
李禧記は生姜牛乳プリンでの店。
もともと生姜牛乳プリンは広東省の順徳の名物。
そこで170年の歴史を持つ李禧記のマカオ支店です。

温かい生姜牛乳は注文を受けてから
デモンストレーション付きで作ってくれます。
冷たいものは予め冷蔵庫で冷やしてあります。
こちらの店の特徴は水牛の乳を使用していること。
実は水牛は乳脂肪が8%以上あり
家畜牛でもっとも脂肪分が高いのです。
優しい味にほっこりします。

 

 

同じ通りにある「
滄洲咖啡小食」は
エッグタルトと老婆餅が美味しいパン屋さん。
エッグタルトは早い時間に売り切れてしまうそうです。
商品は全てホームメイド。
地元に愛される街のパン屋さんです。

老婆餅とはパイ生地でココナッツ風味の餡を包んだもの。
老婆といってもおばあさんではなく
奥さんやお嫁さんを意味するそうです。
甘さ控えめで日本人にも馴染みやすい味。
1週間ほど日持ちするそうなのでお土産に最適です。
名前の由来は諸説ありますが
借金の肩代わりに売られてしまった奥さんを取り戻すために
このお菓子を売ってお金を稼いで
奥さんを取り戻したという物語があるそうです。

 

 

再びセナド広場近くまで歩いて
老舗マカオ料理レストラン「ソルマー」へ。
1961年のオープン以来変わらないピンク色の内装が
古き良き時代を物語っています。
お店の自慢はソースがたっぷりとかかったアフリカンチキン。
30種類以上のスパイスに10時間漬け込んだ鶏肉を
漬けダレが凝縮されるまでグリルします。
口の中で色々な味が複雑に絡み合ってひとつにまとまる。
そんなイメージ。

もともとアフリカンチキンはソースがかかっていない料理で
創業当時からシェフを努める今も現役の楊さんが
もっと美味しくなるようにソースがけアフリカンチキンを
考案したのだそうです。

本日2度目のアフリカンチキン
でも店によってスタイルが異なるので
美味しくいただけます。

アフリカンチキンを一日に2皿も食べる人は
マカオ中探してもそういないでしょう。
さすがに夜はもう食べられないね。
と話していたことも忘れMGMマカオへふらり。
カジノを横目に2Fにある静かで落ち着いた雰囲気の中国料理
「グランド・インペリアル・コート」でトマト卵ラーメンを。
今日は一日ガツン系だったので
シンプルな味に癒されほっと一息。
麺は刀削麺でいただきました。
24時間オープンでお値段もそれほど高くない
おすすめの中国レストランです。
ちなみにラーメンは1杯千円ほど。
食堂と比べたら高いけど
こちらは対応も内装もしっかりしたレストランです。

カジノでアツくなった頭を冷やすのにもぴったりですよ。

 

 

 

 

 

4 comments to “屋台から三ツ星レストランまで マカオ☆フードファイト—中編—  ”

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