人類が生まれた場所

ケニアといえば、野生動物ウォッチングを目的とした
旅行が主流ですが、サバンナの大草原はもともと
湿潤なジャングルだったいいます。
気候と生態に大きな変化をもたらしたのが
巨大なグレート・リフト・バレー(大地溝帯)。
一帯には無数の湖が存在し
貴重な動植物のパラダイスとなっています。

2011年には一部のエリアが世界自然遺産に登録されました。


ケニアの首都ナイロビの街を抜けて峠を超えると
草原を見下ろす見晴らしの良いスポットがあります。
この草原こそ地球の裂け目
グレート・リフト・バレー=大地溝帯
先端はイスラエルの死海からモザンビークまで
全長約6500km、深さ最大1.6km、幅80kmに渡り
アフリカ大陸を切り裂く巨大な割れ目なのです。

約2000万年前に形成がはじまり盆地ができました。
1000万年前に一旦休止した後、再び溝帯形成活動を始め
現在もそのプロセスは続いています。
数千年後にはアフリカ大陸はここを境に
2つに分かれるとも予測されています。

グレート・リフト・バレーは、地形的な景観だけでなく
人類発祥の地としても知られています。
隆起帯が形成されると海からの湿潤な空気は遮られ
乾燥化のよる森の縮小で木の実や果物を食べて
樹上生活をしていた類人猿は
草原での生活をするようになりました。
広範囲な移動を強いられる生活は
直立二足歩行を獲得したと言われています。

目の前に広がる人間の始まりの地は
想像以上に感慨深いものです。

大地溝帯を見下ろす展望台から
車でさらに1時間ほど西へ向かうと
地溝帯の一端であるナイバシャ湖に到着します。
豊かな水と緑はカバと水鳥のオアシス。
ナイロビからも近いため
週末はナイロビに暮らす家族やカップルも多く訪れます。

カバをもっとも良く見られる朝
ボートに乗り込みカバ探しにいざ出発。
最初にお目見えしたのがペリカンの大群。
列をなして飛び立つ姿は圧巻。

さらに奥へ行くと浅瀬で戯れるカバの群れに遭遇。
カバは縄張り意識が強いので接近はせきません。
体調4m、体重12tという巨体を考えたら
そう近くまで寄らなくても十分に観察ができます。
その上、陸上では時速40kmのスピートで走れるというから
あの巨体が時速40kmで突っ込んでくることを想像すると
例え水上でも目が合うとちょっとビビります。
小さな体の赤ちゃんカバの愛らしさは
いつまで見ていても飽きません。

木の上はカワウのコロニー。
たくさんの巣が作られています。
カワウも羽を広がるとけっこう大きいです。

ケニアにおける大地溝帯にできた多数の湖のうち
おびただしい数のフラミンゴが飛来する
ナクル湖、ボゴリア湖、エレメンタイタ湖が
2011年に世界自然遺産に登録されました。
ナイバシャ湖は世界遺産には登録されませんでしたが
ナイバシャ湖はケニアで2番目に大きな湖で
世界的にも稀な地形を持ち
生物学的にも地質学的にも注目されています。
湖が英国植民地時代の1930年代に欧米人に紹介されたとき
あまりの美しさに「幸せの谷」(Happy Valley)
という形容がなされたそうです。

湖に突き出たクレセントアイランド(三日月島)は
歩いてサファリを楽しめます。
私有の動物保護区で草食動物しか生息しないこともあり
ガイドとともに歩いてキリンに大接近したり
立ち止まってウォーターバックや
ガゼルの群れを眺めたり。珍しい貴重な体験です。

キリンが首をなが~く伸ばして高い木の草を食んでいました。

< img id="1360555241035" ratio="1.5" src="http://walkthrough-the-earth.com/wp/wp-content/uploads/blog_import_596b1cca807b7.jpg" style="width: 380px; height: 253.333px; border: medium none;">

ナイバシャ湖の周辺にはバックパックキャンプから
ラグジュアリーリゾートまで
好みと予算にあった宿泊施設が点在します。
水辺に建つレイク・ナイバシャ・ソパ・リゾートは、広い敷地に
黄色いアカシアの木陰に
とんがり屋根の2階建てロッジが並んでいます。

ロッジ1棟につき4部屋ある広々とした客室は
マホガニー材の家具とソファーを配し落ち着いた雰囲気。

リゾート内を散策していると
ウォーターバックの群れが休んでいたり
畔に行くとペリカンなどの水鳥が見られたり。
たくさんの生き物に出会えます。



リゾートの屋根から黒白コロブスの群れが
人間を見下ろしてきました。
美しい毛をしているためサルの仲間では珍しく
毛皮目的のための乱獲をされていたそうです。

広い敷地内を散歩していると、何とキリン出没
アカシアの木の葉をもぐもぐ食べていました。
さらに夜になるとカバが湖からやってきて
庭の芝生などを食べにきます。
そのため、夜間の外出はセキュリティーの送迎付き。


4 comments to “人類が生まれた場所”
  1. SECRET: 0
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    わ~! アフリカって感じですねー。
    野生のハシビロコウを見てみたいなぁ・・・・。
    でも、我々が見られる動物たちは、野生といっても保護区かなにかになっている所なんでしょうね?
    ホテルも快適そう! 

  2. SECRET: 0
    PASS:
    草原で一羽ポツンといた鳥
    一見ハシビロコウかと思ったらハゲコウでしたw
    >でも、我々が見られる動物たちは、野生といっても保護区かなにかになっている所なんでしょうね?
    そうなんです。餌を与えないサファリパークといってしまうと、身も蓋もありません( ̄_ ̄ i)
    野鳥の雄叫びで飛び起きる朝もいいですよw

  3. SECRET: 0
    PASS:
    自然ってホント壮大ですよね!(^^)!
    人間がいくら長寿になったといっても
    たかだか80年・・・
    それに比べこの大地は~~~(+_+)
    アフリカの大地が切れていくところを
    見て見たいですが~
    絶対無理ですから、私達がしないと
    いけないのはこの自然を守っていくことですね!
    ひろみさんが行かれたこの地は
    私もず~~~~っと行きたいの願ってる地
    なんです♡
    なのでホント素敵だと思いました!!!
    私が行って見たい!と思ってる全てが
    写真、記事として載ってたので
    めっちゃ嬉しくなりました。
    ホテルも想像していたより
    数段綺麗です。。。
    ますます行きたくなりました(笑)
    いつも素敵な記事をありがとうございます!
    まも

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