ブルーマウンテンズの自然と共に生きる エミレーツ ワン アンド オンリー ウォルガンバレーで 究極のリラックス体験

ブルーマウンテンズの玄関口となる町カトゥーンバから車で北へ1時間ほどのところにあるウォレミ国立公園とガーデンズ・オブ・ストーン国立公園の谷間に位置するエミレーツ ワン アンド オンリー ウォルガンバレーは、ブルーマウンテンズの壮大な自然の中に佇む贅沢な5つ星ラグジュアリーホテル。

ハイウェイを外れて一直線の農道をひた走る。やがて一帯は森林保護区となり、家もすれ違う車もない。スマホの電波も届かなくなり、不安になって位置を確かめるため車を停止させると、木陰でカンガルーの親子がこちらの様子をじっと伺っていた。

ホテルのゲートに車を置きホテル専用車ランドローバー・ディフェンダーに乗り換えて未舗装道を進み川をバシャバシャと横切りワイルドにレセプションへと向かう。東京ドームが600個以上すっぽり入る広大な敷地は、野生の有袋類の安住の地ともなっている。

小高い丘の斜面に建つ19世紀の牧羊農家を改装したホームステッドと呼ばれるメイン棟の高い天井の明かり取りから差し込む光が、砂岩で飾られたロビー全体を柔らかく包み込んでいる。

その奥に見えるバー、ダイニングと仕切りのない開放的な空間に柔らかな風が抜ける。テラスからは、重なり合う山々とユーカリの森に守られた清々しい景色を一望。

ここは2007年のオープン以来、二酸化炭素の排出を削減することで温室ガスの増減がない循環や、リゾートで使用するエネルギーの確保やリサイクルなどを行う環境プログラムに取り組んでいる、世界初「カーボン・ニュートラル」の承認を受けたリゾートでもある。

ユーカリに覆われた山を背に点在する40棟のヴィラは、水温管理された室内プールに大きな窓をしつらえたバスルームとベッドルーム。目覚めた瞬間から自然との一体化感を得られるデザインになっている。

ヴィラのそばではカンガルーの親子が体を休め、朝夕はずんぐりとした体でつぶらな瞳が人気のウォンバットがこちらの視線もお構いなく夢中で草を食んでいる姿に癒される。

近郊に農場やワイナリーがある恵まれたロケーションだから実現できる、地元の食材を極力取り入れた美食も特筆すべきところ。食材の多くは100マイル範囲の生産農家から供給されるか、リゾート内の菜園で育てている。心配りが感じられるシェフの独創性あふれる料理でゲストを楽しませてくれる。

ウォルガンバレーの自然に囲まれたスパ棟。静寂の聖域でオーストラリアの植物を使用した贅沢なトリートメントを体験できる。

敷地内のワイルドライフ・サンクチュアリーを4WDに乗ってリゾートガイドと共に散策。道中、車を止めて外に出ると、50頭以上のカンガルーやワラビーが、一斉に立ち上がりこちらを見ている。赤カンガルーなんて、ファイティングポーズを撮っているようでかなりな威圧感だが、彼らが襲ってくることはないと言われた。

お腹の袋からひょっこり顔を出している赤ちゃんワラビーに癒される。

さらに奥に進んだ一画に青々とした若い木が植わっているのが、6500万年前に恐竜とともに絶滅したと考えられていた「ウォレミマツ」。1994年に隣接するウォレミ国立公園内で発見された。鮮やかな明るい緑色した枝葉が二列に並んで垂れ下がり、シダやソテツのようにも見える。今はまだ3mほどだが高さ40mまで成長するという。

リゾートがオープンした時に、植生の保護活動の一環として13本の苗木を譲り受けて計画的に繁殖させ種を絶滅から救うことを目的としているそうだ。実はリゾートのロゴマークもウォレミマツ。

そんな特別な環境に立つリゾートでの夜の楽しみのひとつがスターゲージング。キャンプファイヤーを囲み、スモアとホットチョコレートを楽しみながら、南十字星や南天のプレアデスを探したり、南半球の星空を本格的な天体望遠鏡で観察する。

大自然のプラネタリウムを眺めながら、星座にまつわる神話を聞いて過ごすロマンティックな時間。ここは、偶然にも取り残されてしまった地球の奇跡が見られる特別な場所。

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